最後の夏、そのワンプレーを後悔しないように・・・

16日は全学年揃っての練習でした。はじめに、監督がみんなに「今日は特別な日なんだけど・・・」と切り出します。私は正直なんだっけ??という感じで聞いていましたが、子供達から「父の日!」という声が聞こえ、ハッとします。私だけではなかったようです、周りのお父さんもちょっとびっくりな顔もしている人もいました(笑)。なんか日常に追われてそんなことを忘れてしまいがちな自分にちょっと反省しつつ・・・そういえば毎年NEXUSではこうやって父に感謝を示す肩たたきやってるなぁなんて思い出したりするのでした・・・


さて、練習。NEXUSの練習は選手出席人数、グランド、コーチの関係で毎回分散して練習をします。今回は2年生と3年生以上に分かれました。偏った分け方をするのは使用する球もありますが、3,4年生の成長が著しく上級生に混ざって練習することで少し上のレベルを見せながらさらに成長を促したい・・・そんな観点で組み分けをしています。


準備体操や基礎トレーニングまでは全員でやったうえで、2班に分かれての練習です。2年生の方は毎回2年生だけで練習することが多いこともあり、子供たちの仲間意識とライバル意識がどんどん高くなっているようです。NEXUS流の楽しくボールに触れて遊ぶトレーニングから基本的な投げ方をしっかりマスターするためのキャッチボール、そしてどこまで飛ばせるか!ホームランにこだわったバッティング練習、最後はみんなで楽しく試合!といつもと同じ流れながら飽きさせない要素を組み込んで2時間半集中して練習しました。今年に入り2年生の練習は全体より短めに設定しています。低学年の集中力は時間的には短く、それならば詰めて練習をしっかりさせて早めに終わってあげることが楽しさの余韻にも浸れるという意味でも効果的と考えているからです。グランドの声がワイワイと聞こえて楽しそうな姿はまさに公園での草野球そのものでした・・・どんどん楽しんでのめりこんでいってほしいですね。


一方の3年生以上。まずはキャッチボールですが、その前に改めて肩肘の柔軟性についてコーチから少し説明します・・・肩体操や日々のストレッチもありますが、キャッチボールまでの数分でこうした動きを取り入れることで障害予防につながります。普段から何気なくできる習慣を今のうちに身につけさせたいと思います。その後は徐々に強度を上げながらのキャッチボール、、、みな以前に比べれば随分と上達したものです・・なのでコーチから「今から相手が捕りにくいショートバウンドを狙って投げてみよう!捕る方は簡単だったら、イージーだよ!って相手をあおってみよう!」といつも言っていることとは真逆のことを言ってみたり・・・でも思ったより良い練習になっていました。そのあと「最後は仲直りの意味で、相手にやさしいボールを投げておしまいにしよう!」というと、なんだかみんな暴投(笑)。正確に投げるって難しいんだねってみんなでつぶやきながら終わりました。


その後は、3,4年生はノック、5,6年生はバッテリー練習をして、全員でバッティング練習、最後は5,6年生は守備について3,4年生はランナーとなって試合形式のノック。5,6年生は再来週に公式戦が控えており、中々人数の集まらない上級生はこの大会が実質春夏の大会としては最初で最後になりそうです。そんなこともあり、ノックをしながらコーチが、「最後の試合の最終回を想定して!」と少しメンタル的にプレッシャーをかけて子供たちの緊張感を高めて練習をしました。最後という言葉に弱い子供たち・・ふつうは捕れるボールをぽろぽろ落とし始めます・・・フライを上げれば足がバタバタする子、最後はキャッチャーをやっていたキャプテンがバックホームを「アウト」と言いながらキャッチするも足がベースについてない(笑)。コーチから「君の夏は、それで終わりだぞ!」と檄が飛びます。でもそれは半分冗談ですが、半分は本気でもあります。今の君たちはある意味青春の入り口、自分たちの人生で今どんな場所を歩いているかはきっとわかっていないはず。でも後で思い出したときにあの時あんなことがあったと思い出すことはたくさんあります。その時が果たして充実したものであったか、一つ一つのプレーに後悔の残るプレーはしてほしくないと本気で思ってのコメントでもあります。最後の夏、最高のフィールドで自分の実力をしっかり発揮してほしいです。最後の最後は全員でシートノックをしておしまい。

 今日は密度の濃い練習ができたなぁと我ながら充実感のある練習でした。7月までどのカテゴリーも試合などイベントが目白押し、楽しくプレーできるようにみんなで頑張りましょう。

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