筆者にとって新年初の練習参加だったのですが、子供達が「待っていたよ!」と声掛けしてくれました。自然と出る、そういう気心は大人でも嬉しいですね。今年も子供達と一緒に頑張ろう!と一層練習に気持ちが入った瞬間でした。
まず監督から先週試合をしていただいたチームさんからの感想を子供達に伝えます。「NEXUSは、野球を楽しそうにやっている」という言葉に、結構キョトンとしている子供達の顔が印象的でした、だってこれが普通なんですから・・・でも、「1年したら自分達の方が成長できるように頑張る」と言葉に、いやいや自分達こそ負けないよ!ってちょっと逞しい顔をしていました。相手があってその上を目指すのではなく、自分たちがドンドン成長することが大事だと思います。子供達の成長にゴールは無く、常に今の自分を超えていく、それを継続していく・・・そんな1年を目指したいと思います。
さて、恒例の冬練習。挨拶をしてなんとなく準備体操からスタートです。「なんとなく」という言葉に引っ掛かりますが、みんなぞろぞろっと集まって、ぞろぞろっとランニングからスタート。昔ならだらしない感じと捉えられるかもしれませんが、そこは私たち指導者は注意しません。力を出し切るには必ず助走が必要です。まずはゆっくり子供達の心が前を向くのを待って練習を開始していきます。ストレッチやボールトレーニングの後、サーキットトレーニングに入ります。改めて考えるとNEXUSのこういった練習って同じような器具を使いますが、毎回少しずつメニューが変わっているですよね。これはコーチも常に現状に満足せず、こっちの方がもう少し負荷がかかるかな?とかもう少し楽しいかな?ってメニューをブラッシュアップしているのです。子供の反応を見ながら内容を変えることももちろんあります。数年やってきたわかったことは、子供はとにかく競技性やゲーム性があるものが好きということ。数を数えてこなすのではなく、どこかに競争要素を入れて飽きさせない、自分の限界を超えてその先の自分を目指させることが私たちの練習の特徴だと自負しています。3時間の練習のうち2時間ほどをそんな時間に充てますが、子供達は特段疲れた様子も見せずにこなしている姿を見るとドンドン体力も着けているんですね。無尽蔵な体力はいざという時の集中力につながります、この先が楽しみです。
最後の1時間は、技術練習です。今日は3つの班に分かれて練習しました。あの広かったあざみ野西公園も3班で練習すると公園が狭く感じるほどです・・・
まず4,5年生ですが、バッティング練習を行って、守備のフォーメーションをみんなで確認しました。この年代の子供達は自分の特徴は大分理解していて、個々の技術はだんだん確立していますので、むしろチームとしての成熟度を上げる目的の練習を重ねていく時期と考えています。野球は状況に応じて9人がそれぞれ動かなくてはいけないスポーツ。その場で指導者が指示できるものではありません。子供が状況に応じてどこに動くのか、それを体で覚えてもらっていきたいですね。今から少しずつ覚えていけば、春には自在に動けるようになる(そんな簡単ではないですが・・)が目標です。
続いて3年生。守備練習とバッティング練習に取り組みました。守備では、試合で得点につながってしまう、後逸を減らすための工夫をなるべくわかりやすい形で子供達に体感してもらいました。転がってくるボールのすくい方、グローブにボールをあてるコツを丁寧に説明して体感してもらいます。大分感覚をつかんでもらったので、最後に「全員でがエラーしなければ終わり」と言ったら急に子供達ガチガチになってしまいました。コーチが「これが試合の緊張感だね」と声を掛けれると、子供達から「こっちの方が試合より緊張するよ!」って声が上がりました。面白いですね。試合よりこういった練習の方がが緊張するならいつもやってあげれば試合ではリラックスしてプレーできるはずです・・バッティングでは、1年間フルスイングを継続し、ほぼスイングは固まってきている段階になりました。ですので、ここからは少しずつ自由にやってきた部分のうち癖の強い部分、打撃に悪影響を及ぼしているポイントを指摘して修正していきます。事細かに直すわけではありませんが、これだけは注意した方がいいよという部分だけを直して少しづつ確率高く遠くに飛ばせるバッティングに近づけていきたいですね。
1,2年生は変わらずより遠くへ飛ばすことがテーマ。今日はタイミングの取り方とスイングの時の力の入れ方をいろいろなコツを交えながら体感して体にしみこませていきます。はじめはグランドの一角の狭い部分で打撃練習をしていたのですが、ドンドン飛距離が出始めて、最後は守備練習していた4,5年生が端に追いやられる・・・なんてことも。この子たちの成長や可能性の幅はこのチームのどの学年より大きいのです。全員が4番バッターを目指して、今の飛距離に満足せず、その自分を超えて一層大きなバッターに成長していけるといいね。
最後はみな、もう少し練習をしたさそうでした。これが一番大事ですね。もっとやりたいは、必ず次も右上がりの線上につながります。もう一杯という気持ちは下降線に向かいます。このもう少しという気持ちをいつも残しながらずっと成長し続ける、そんな子供達、そんなチームでいたいですね。今年もみんな明るく仲良く元気よく!勝利を目指して頑張り続ける!そんなチーム作りに邁進していきたいと思います。
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