最高のプレゼント

 新年度に入り、いよいよ試合が組まれる時期となりました。ここからは各学年ごとに試合が毎週のように入ります。NEXUSではここから夏前までを野球に適した時期と考え、子供達になるべく試合や練習を行ってもらえる機会を増やしています。週1回半日を基本と考えながらも、試合によっては、土日とスケジュールを入れている場合もあります。もちろん家族の行事を優先してもらっても構わないですし、やりたい子供にはしっかり野球漬けになってもらえるよう、メリハリをつけながら活動をしています。


 今日は今年最初の対外試合、茅ヶ崎エンデバーズさんをお迎えしたあじさいカップ(5年+4年)初戦でした。茅ヶ崎エンデバーズさん、当ホームグランドにお越しいただき誠にありがとうございました。またあじさいカップは今年度初参戦させていただくことになりましたが、NEXUSの参加にご理解いただいた関係各位の皆様に改めて感謝申し上げます。このような機会をいただき、どうもありがとうございました。今日は出場機会のない6年生はお休み、3年生以下は外野の外側を使って練習という形態での活動となりました。

 まずは、練習を行った3年生以下の子供達。はじめにコーチからもうすぐ試合だね!と声をかけると「ホームランを打つぞ!」「きっちり捕ってピッチャーにボールを返そう」などと個々に目標の声を上げてくれました。面白い答えの一つは「ケンカはやめよう!」という声。確かに自由でやんちゃなNEXUS低学年生達は、ちょくちょく小競り合いをしているということを耳にしています(子供同士の世界でのやり取り、手が出なければ多少の押し問答は見守るようにしています)。なのでコーチは「ケンカになるのは、必ずきっかけとなる言葉があるはず。チームとして試合をするときは、仲間に怒ったり文句を言うのではなく、仲間を誉めることが大事だよ」と伝えました。どこまで伝わりますか???でもそういうことが試合に悪影響を及ぼすと理解していることが凄いこと。どんなチームワークを生み出してくれるか、、、元気一杯な子供たちなので前向きに進んでくれることを楽しみにしています。


 試合が始まってからは、大半のコーチは試合側で対応するため、一部のコーチと親御さんに練習をお任せしました。NEXUSはもともと少数のコーチで始めましたが、最近はたくさんのお父さんコーチがいて、積極的に子供の面倒を見てくれています。どんな楽しい練習だったかは、終わった後の子供達の顔を見れば明らか。私たちが考えている楽しい練習を作り上げていただいているのだと思います。本当にありがたいことです。親御さんのできる協力が一層のチーム力を生みます。練習に限らず、当番がない中でも、お父さんやお母さんが嫌な顔をせずにいろいろと協力してくれることに大変感謝しています。

 

 さて、4,5年生の試合。NEXUSの対外試合はこの試合が今年初の試合となりました。子供達は緊張の面持ちですが、昨年1年間、試合を重ねた子供達、大分試合への入り方が上手になっている様子でした。試合に入るとまずはエンデバーズさんの守備陣の素晴らしさにコーチ陣は口がアングリ・・・ヒット性の当たりをどんどんアウトにされますし、ライトゴロ(涙)なんて言うのも、、、文字通り涙してしまう子供なのでした。5年生になるとどのチームも捕球や送球が上手になるのだなぁと思いながら、それでもちょっとだけ、NEXUSの子供達が頑張ってきたバッティングがいつか打ち崩してくれるのではないかとどっちつかずの気持ちで試合を見守ります。


 序盤は1進1退の展開。我慢比べの試合展開となりましたが、仲間を信じて一生懸命速球を投げ込んだピッチャー、それをほぼ完ぺきなまでに捕球したキャッチャー、内野陣は必死に駆け回り一つ一つのアウトを確実にとり、外野陣は、練習では中々できなかったカバーや速い返球で進塁をゆるさなかったり、いつもはつながらない中継プレーでホームでタッチアウトするなんてスーパープレーもあり、必死に守り抜きます。相手チームの守備が素晴らしかったので自然と自分達も頑張ってくれたんでしょうね。練習ではそんなにうまく立ち回っているわけではないので、子供達の潜在能力って凄いんだなぁと感心してしまいました。3回を終えて同点でしたが、4回、5回とNEXUS打線がつながり、好走塁もあって最終的には少し差のついた結果(11-3)で勝利となりました。この4,5回の打撃は、秋冬(もっと前から)一生懸命バットをフルスイングし続けてきた子供達の成果だと思います。まともなヒットを初めて打った子供もいます。コーチだっていつもみんなのヒットを期待していますが、そんな簡単なものではないことも理解しています。でも期待を上回る結果を見せてくれた子供達、もう子供を見守ってきた大人(コーチ、親御さん)からすれば何にも代えがたい最高のプレゼントでした。子供を信じること、自分たちの取り組みを信じること、コーチも少しだけ自分を誉めてあげたい気持ちになりました。

 それと忘れてはいけないのは、一生懸命選手をサポートし応援してくれた4年生の子供達。残念ながら試合に出れない子供もいましたが、ベースコーチ、ボールボーイなどをしながら、次にくる自分たちの試合を想像しながら一生懸命勉強してくれました。君たちが主役の場もきちんと作るからお兄ちゃん達に続いて頑張ってね。試合後に次の試合をイメージして、ちょっとだけピッチャーやバッターの練習をしましたが、上級生の試合に触発されたのかそれぞれいろいろと考えながら打席に入ったり、投球したりする姿が印象的でした。

 前回のブログで美味しいビールが飲みたいと書いたら、帰りがけにいろいろな親御さんから「今日は美味しいビールになりますね」って声をかけられました。ブログを読んでくれていること、こうやって声をかけてくれること、私にとっては最高の誉め言葉(プレゼント)です。今日は1日この余韻に浸りながらも、次も子供達に勝利という喜びを持ってもらえるようにコーチも一緒に頑張ろうと思います。(筆者は来週はお仕事で参加できないんですけど、遠くから応援しています!)

乾杯!!

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