「失敗」「負け」から何を学び、どう這い上がるか・・・

 昨日の雨が嘘かのように晴れ渡った日曜日、低学年生は練習、4,5年生は東生田ブラックスさんをお迎えしてあじさいリーグ3戦目を行いました。東生田生田ブラックスさんお越しいただきありがとうございました。


 まずは低学年生、試合のある日がどうしても練習スペースが限られてしまい、少し堅苦しい思いをさせてしまうのが申し訳ないのですが・・・まずは試合が始まる前にウォーミングアップを少しだけしてバッティング練習です。低学年生はまずは好きに思い切り振ることから始めるわけですが、1年程度経過したところからは少しずつバットコントロールを意識してもらっています。どうやったらフライになるか、どうやったらゴロになるか?やみくもに振り回してもよい打球は生まれません。今はしっかりボールを捉えてフライを上げることを意識させていますが、どうやっても体が前に突っ込んでしまう子供たち・・・少しずつでもよいのです、軸足を中心に回転できるフォームを身に着けてほしいです。そのあとは試合ということもあり、またサポートコーチも少ないことからドッチボールや子供たちのやりたい練習をやってもらいました。最初はドッチボールの子供が多かったようですが、最後はみんなで野球の練習をしていました。低学年はいろいろなことを強制せずに野球をやりたいという気持ちを大事に、楽しく体を動かすことが一番です。試合が終わった後はみんなで試合形式の打撃と守備練習。軟球になると途端にプレーが硬くなることが多いのですが、これは経験が第一、1年生まで含めて少しずつ軟球や試合の形式に慣れてほしいですね、

 

 続いて高学年の子供たちの試合。いろいろ課題を作り解決しながら前に進む子供たちですが、それでも個人差があり、なかなかいろいろなハードルを抱えています。NEXUSでは、子供の自主性に任せ、あらゆる自由が認められてプレーしているわけですが、ワンプレー、1球の重みがなかなか伝わっていないことが課題です。野球として楽しくプレーするためには、一人一人が一生懸命野球をやっている姿を見せること。侍ジャパンのように命がけとは言いません。でも一生懸命投げてる子、必死にボールを追いかけている子がいる中で、自分のミスがどれだけ仲間にキツイ思いをさせているか・・・そのミスを取り返す意識を少しでも持っているのか・・・コーチにはそれが見えないことが課題に思えます。目指すスタイルが違えば、それは結果に跳ね返っていくのは当然です、勝てばいい、勝つための細工なんて、そんな浅いプレースタイルはもっと先で突き詰めればよいこと、、、勝つことだけを目的にしたプレーやその試合結果なんてどうでもいいのです。むしろそのワンプレー、その1打席をどんな気持ちでどんなプレーをしようとしたかが大事。私たちコーチも、応援に来てくださる保護者の皆様も皆、子供の背中を押すことしか考えていません。押し付けるわけではないですが、将来も含めて子供達にはもう少し仲間の気持ち、一心に子供のことを応援してくれる保護者の皆様の気持ちを受け止めて気持ちを見せてほしいと思います。どんなに負けていても最後まで声を出し、力を振り絞っている子供たちも少しずつ増えてきました。。。この気持ちが最終学年の1年間でどれほど強くなるか。それがチームの成長だと思います。


 結果はコーチの責任、この重い課題を解決するには、いろいろな視点で野球に触れさせることも必要と思います。変化と刺激をつけながら、一歩ずつ自分達にできることをやっていくことしかできません。でも、どんな時も下を向かず、上を向いて前を進もう!!

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