夏休みも終盤ですが、相変わらずの残暑。野球シーズン真っ盛りと言いたい時期ではありますが、NEXUSでは選手の体調面や家族のイベントなども考慮して少し控えめな活動スケジュールとなっています。ブログも活動日ごとではなく、少しまとめた形で・・・。週末は土曜日はイッツコム杯の決勝観戦と閉会式、日曜日は練習及び夏休みイベント的な練習を行いました。
まず土曜日のイッツコム杯決勝観戦と閉会式。そもそも連盟に所属しないNEXUSにはあまり縁が無いものですが、通常は大会ごとに全チームが集うイベントが設定されるようです。実働を伴わないものですが、これも今後において子供たちにとっても刺激を受ける良い機会と考えて希望者を募って参加してきました。目新しいチーム名に関係者と思しき方からも声をかけられたり、動きも良くわからずあたふたしたり・・引率者もドキドキです(笑)。決勝戦はレベル的にも高く、甲子園顔負けのタイブレークまでもつれる接戦の好ゲーム。見ている方も刺激を受ける内容でした。指導する側として子供たちにどういうプレーを覚えさせたら勝ち負けができるのか?という部分は大いに学ばせていただけるものでした。一方で試合を観戦しながら小さい子供がぼやいた一言・・・「強くて上手いのはすごいけど、もう少し楽しく野球したいな・・・」何を見てどう感じてそうささやいたかはわかりません。ただそのコメントは試合の技術レベルの高さにあっけらかんとしていた私をハッとさせる一言でした。後述しますが、今私たちがNEXUSのありようと将来を見つめるにあたって重要な観点の一つでした。続いての閉会式、今も昔も変わらないですが、、、野球に関わらず、野球に注力してきた方々のお話に耳を傾けるのも大事な勉強です。閉会式では様々な表彰があり、活躍した子が報われる瞬間があります。みな、これを夢見るわけですが、中々現状のNEXUSではそこに至らない現実も子供たちはわかっているわけで、特に上級生はこの先の野球人生をどうやって続けるのか?あるいは終えるのか?次のステージをどういう環境に身を置くのかを少し考えてほしいなぁと思いました。昨年卒業した1期生は中学生のフィールドで昨年ここで表彰された選手とも対等もしくはそれ以上の結果を残しつつあります。NEXUSだから野球が上手くないというわけではなく、個々の実力は遜色無いように育てることももちろんできます。自分に自信を持って、そして今の自分に不足しているものが何かを感じて、次のフィールドを目指してほしいものです。
続いて日曜日。
初めにこの日は水鉄砲大会等のイベントが親御さんを通じて子供たちに周知されており、中には最初から水遊びモードの子供も(笑)。一応練習もします(笑)。暑さの中練習するには少し先に楽しみを持って練習に取り組ませると子供たちの集中力や野球への楽しみ方が変わります。とはいえ、カラーボールを使った試合中心の練習でこれもまるで公園で遊んでいるかのような・・・これが昔の子供たちの草野球だったよなぁなんて思いながらほほえましい光景でした。そのあとは水鉄砲遊びやすいかわりイベントなど、とにかく遊び中心の練習となった一日になりました。常に勝利を目指すチームではなかなかできないようなことをやったりするのもやっぱりNEXUSなんだろうなと思いました・・・
こんな書きぶりをしているのも、今年に入ってからのNEXUSの活動を振り返りながら私たち指導者はこのチームは学童野球団体としてどこに視点をおいて何を目指すのか?そしてチームの体裁としてそれが適切なのか?改めて見つめなおす議論をしています。野球で上を目指す子、野球は勉強の傍らでやる子、他のチームの厳しさには耐えられずこのチームだからこそ野球ができている子、このチームの子の置かれている環境は様々です。一方私たち指導者は、楽しみながらが大前提である中で、野球を教える以上は上手くさせたい、勝利をつかむ喜びを感じてほしい、中学に行ってもスタートでかけ離れることの無いように一定のレベルまで上げたい、などスポーツとしての野球にもしっかり取り組むことも大事な要素であると思っています。決勝戦をみながらこういうフィールドに子供を立たせられるように指導したいと思う中で、前述のごとく、厳しい環境のチームでは自分はやっていけないと呟く子供の姿に、NEXUSはそれぞの子供に合わせて最大限マッチするようにできる限りのことを尽くしていくチームであり続けることこそが最大の使命なのではないか?と改めて感じたところです。だから少人数、だから週一半日練習。だから罵声のない、楽しい野球を目指す!のでしょう。
日曜日の練習中にOBのボーイズチームに加入している子が顔を出してくれました。小学生の時とはまた違うたくましい姿、NEXUSで楽しく野球をやってきたからこそ今も野球を楽しく続けることができていると子供たちの前でコメントしてくれる姿に自分たちのやってきたことは間違っていないはず・・・と答え合わせをさせてくれるようなワンシーンでした。ほとんどのOBが中学校に入ってからNEXUSに顔を出してくれています。これからもこういう光景がたくさん見られ、そして私たちもOBの活躍をみんなで応援に行けるようになれるその日を楽しみに大人も子供も楽しく過ごせるチームを目指していきたいと思います。
0コメント