新たな一歩を!

 正式には2025年初練習となりました。NEXUSでは12月をもって現6年生が一線を退き、各学年とも1学年ランクを上げた立場、いわゆる新チームでの活動の開始になります。4,5年生にとっては今まで頼りにしていた上級生がいなくなり、気づけば下級生の見本となる立場、朝の挨拶役に指名された5年生は「えっ、俺?」って顔をしています。私がぼやいた一言は、つい最近まで1年生と思っていた子達ばかり・・・いったい誰がどの各年なんだ??(笑)これはただ、私が年を取って記憶力が低下しているだけなのかもしれませんが・・・

 選手たち以上に私たち運営、指導部門にとっても新たな一歩です。実はNEXUSでは年に1回年末に1年間の活動に関して、親御さんや選手からアンケート取っています。私たちにとっては通信簿のようなアンケート。なんとなく課題だなと思っていたり、うまくいっていないな・・・という部分に関して目の肥えたNEXUSの保護者から結構厳しい指摘が入ります。ただ、私たちはこのチームを運営していますが、チーム結成時から選手とその家族が楽しめる環境づくりをベースにしているわけで、もちろん個人的だったり少し偏ったものと思える意見もありますが、あくまで私たちが主体ではなく、チームメンバーが主体となるためには、置かれている環境を常に見つめなおす必要があります。そうでないと旧態依然と、古株メンバーが幅を利かせたチームになってしまうわけで・・・毎度頂くコメントを受けて、前年を振り返り、今年はどうやっていくべきか、NEXUSの試行錯誤は続きます。

 これまでの5年間の活動で実はこの1月から3月の練習は選手たちにとって重要な機関になっていることがわかりつつあります。当初は小学生という時期も考慮して体力作りや基本形の習熟に多くの時間を割いていました。週1日半日というベースの中で、もちろん体力作りの重要性もあるのですが、野球にかける時間も必要という考え方に基づき、通常より体力作りの時間は多いものの、野球の基礎技術練習にもしっかり時間を取るようにしています。ボールを捕る、投げる、打つの基本を数を多くこなす中で体に染みつけることを一つのテーマに取り組んでいます。一方、怪我予防、怪我防止もNEXUSが掲げるテーマの一つ。特に軟球にシフトする現2年生を中心に投げ方、体の使い方については様々な手法できちんとしたものを取り入れてもらえるように指導を進めています。実はこういうことができるのは、NEXUSの活動ややり方を理解し、協力してくれるたくさんの父母がいるからであり、選手を複数に分散させて練習できるようになったからこそこうやって数を効率的にこなさる仕組みができつつあります。ここで習熟した技術こそこの後の実戦で活きていくわけで、まさに今は質より量、体力と基礎技術力を徹底的に磨くことに焦点を当てて練習をします。今年はそこにもっと技術をしっかり教えてほしいという声が加わり、数をこなしつつも試合に有効となるテーマや基本的な考え方(従来は子供任せのやり方でしたが・・)を打ち込んで練習をさせることにしました。

 そんな中で始まった練習、まずは今日の練習場所のあざみ野西公園の公園部分を有効活用させていただき、公園内の坂や階段、遊具などを利用してたっぷり1時間体を動かしてもらいます。体力メニューといってもどちらかというと子供たちに体のバランスや体の使い方を学んでほしいというものであって、たくさん走ったり、負荷だけを与えれば良いという考え方はNEXUSにはありません。子供達にとっては公園で遊んでいるも同然・・・そんな体力メニューです。

 その後は技術練習。前述のとおり低学年の子供達は軟球をしっかり投げれるように公園の壁を使ってしっかり投げる練習をしていました。一方の3,4、5年生は内野、外野、バッティングの3か所に分かれての反復練習。内外野はしっかりボールを捕球することをテーマに、打撃はまずは力強いスイングをすることに重点をおいて1時間しっかり練習を重ねました。

 最後は2,3年生は試合形式、5,6年生はフォーメーション練習や盗塁練習。今日は気温も高く、春の陽気のようだったこともあり、半日でもう十分と言えるような練習メニューになりました。大きい声も出て活気のあるNEXUSの親子、また新しい一歩を踏み出し、楽しみに1年になりそうです。


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