今日は全学年揃っての練習。体験練習にも4名の子が来てくれました。さすがに30名を超える選手が集まるとグランドもにぎやかです。最近の私たちの練習の考え方は、もちろん楽しむ、鍛えるのほかに、数をこなすことです。そのためにも分散しどの子にもたくさんのボールを触ってもらうことを意識した練習メニューにしています。とはいえ、数をこなすにも年次に応じて適したものがあります、上級生は実戦感の高い練習を、中級生は野球に特化して基礎となる練習を、下級生は野球に限らず体を動かすということに焦点をおいて・・という感じです。どの枠にもそれぞれ資格やビジョンを持った指導者がついて選手の指導に当たってくれています。
私たちの特長かもしれませんが、特にNEXUSに入りたての1,2年生については、できる限りNEXUSを熟知した経験のあるコーチがリードするようにしており、基本は監督、監督がいなければヘッドコーチなどが指導にあたります。それは、野球の導入期において、野球が楽しいものであることを認知させ、チームプレーである野球において大切なチームワークや仲間の尊重を理解させ、かつ野球が上手くなる要素とケガをしない基本技術を身に着けさせることが、この先において大切なものであると考えているからです。今日は珍しく監督が不在ということで、通常は5,6年生を見ている私が1,2年生の担当に、上級生は他のコーチにお任せという形での練習でした。
しばらく監督にまかせっきりだった1,2年生たち、私が見たのは今年初めてだったかもしれませんが、投げるも捕るも打つもフォームがしっかりして、ずいぶんと逞しくなっていました。野球が上手くなると抜けてしまうのが相手への優しさ。今日は最初の練習でドッチボールやキックベースをしながら、仲間を大事にして、チームでプレーすることを学んでもらいました。監督もコーチも言っていることや教えていることは基本同じですが、言う人が変われば聞く側は違う話に聞こえるもの・・・少しはわかってくれたのかなぁという感じで、ドッチボールなどでは、投げていない子にボールを渡したり、どうしようか悩んでいる子の背中を押してあげたり、やさしくできる姿は見せてくれました。人は得てして調子のいい時は何も見えないもの、困ったときに困った人が見える人間であってほしい、そう願うのは何も野球の世界だからではありません。この多感な小学校低学年期だからこそ、子供の多様性を尊重し、野球でヒエラルキーを作らない感覚を身につけさせたいと思っています。実力の世界ではまた逆のこともあるわけで、人にやさしくできる人は人からやさしくされる、他のチームがあまり取り組まないことに意識して取り組むのがNEXUSの良いところかと思います。現実、上級生になると選手の上手い下手で何かを判断するのではなく、その子のでき範囲を皆が認知し認め合って試合をしています。NEXUSは勝つことよりもみんなの力を合わせて最善を尽くすチームでありたい、それが我々が目指す野球チーム像でもあります。
3,4年生、5,6年生ともそれぞれ活発に動く姿の目だった練習光景、それ以上に活発な父母の姿も忘れてはなりません。親子で野球を楽しみ、子供たちの成長を楽しむNEXUS、体験参加した子供たちも「楽しかったよ!」と笑顔で帰っていきました。仲間になってくれる日をお待ちしていますし、また遊びたいなぁと思ったらぜひ体験参加に来てください。
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