雨も心配された26日のPCLプレシーズンマッチですが、会場(乙舳グランド)の水はけの良さもあり、予定通りに実施することができました。当初予定は午後だったのですが、午前に予定変更となったため、参加者も13名から10名に減り、1年生も含めて全員がフル稼働の試合となりました。
今日は、横浜金沢V・ルークスさんと2試合組ませていただきました。PCLのルールには、「投手の投球数は40球」、「一選手が投手と捕手を兼任することはできない」など子供の体を守ってプレーさせるためのルールがありますが、それにのっとって10人でプレーしていくには、経験の少ない子供にも投手や慣れないポジションもこなしていく必要があります。
今日のテーマとして、1試合目はピッチャーやファーストなど試合における重要ポジションは経験豊富な選手を割り当て、勝利を目指した陣容。2試合目はこれまで練習を頑張ってきた経験の少ない選手に、重要ポジションを割り当て経験と今後の練習におけるモチベーションを上げることを目的とした布陣で試合にのぞみました。
1試合目、全員が少し試合慣れしてきたこともあり、それぞれが各ポジションの役割を理解し、接戦を演じます。アウトにつながらないプレーでも、小さなミスを減らしできるプレーを着実に子供達が実践し、経験豊富なルークスさんに追いすがります。投手も40球の球数制限を意識して、ストライク中心に相手に攻め込み、結果は3-3の引き分け。内容も十分の試合でした。
2試合目、ピッチャーの頭数が少ないこともあり、初登板の子供も複数名登板し、通常は経験の少ない子は限られたポジションを守ってもらっていますが、いつもと違うポジションを守ってもらいました。初経験の子供達は緊張の面持ちですが、一生懸命プレーしていました。今日自宅に戻って親御さんにはどんな感想をもらすのでしょうか?新しい経験が彼らの可能性と夢を広げる一旦となってくれることを私達は願っています。結果は3-7で敗戦。今日のところはくさしさだけが残ったようですが・・・
子供達は目先の結果を追い求めます。それも大切なことです。できればきちんと勝たせてあげたいと思います。でもその前に勝つためには勝つための技術も必要です。今日はむしろその技術が少し上がっていることが見えたことが私たち指導者の収穫です。今までバットを振れなかった子が振ってボールを打てるようになったこと、当てることできていた子は、ヒットやホームランも出るようになりました。これこそ上達だと思います。まだまだ先は長いですが、子供達の伸びしろは無限大です。子供も大人もより上を目指して頑張っていきましょう。
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