12月6日(荏子田公園)

師走となり、朝の子供達の装いも厚手の上着が目立つようになってきました。今日は13名の子供達に加え、体験参加で3名も加わり、朝から寒さに負けずにぎやかな雰囲気で練習をスタートしました。


 今日は、NEXUSが1年間お世話になった荏子田公園での今年最後の練習ということで、感謝の気持ちを込めて皆でゴミ拾いからスタートです。今、私達がこうやって活動できるのは、地域の方々の理解や支援があってこそです。子供達には、「野球の技術」だけではなく、「野球ができる環境があることに感謝する」ということを強く胸にきざんでプレーしてもらうことをとても大切にしています。子供達も敷地の端の方までゴミを探しながら、袋一杯のゴミを集めてくれました。今後も微力ながら子供達と共にこういった活動を継続していきたいですね。


練習では、ランニング、肩体操、リズム体操、ゲーム性のある単距離走トレーニングなど、寒い時間は体力トレーニングに励みます。リレー形式でのトレーニングでは、皆で盛り上がりながら、1年生か4年生まで必死に走る姿が印象的でした。NEXUSではトレーニングに学年の区別は設けていませんので、学年を問わずみんなで応援しながら喜んだり、悔しがったり・・・子供同士のチームワーク向上につながると考えています。


その後は3,4年生と1,2年生に分かれて実戦トレーニングです。NEXUSは、1年間で10名近く加入者数が増え、技術レベルにも少し差があるため、3,4年生グループには技術的なエッセンスを多く、1,2年生グループには楽しむエッセンスを多く取り入れた練習に取り組みました。3,4年生の今日の課題は、キャッチボールを正確にやること、バッティングは軟球に負けずに強いボールを打つことです。キャッチボールでは下半身を使った投げ方、ボールを怖がらずに済む取り方を、バッティングでは、置きティーや下投げボールをバットをしっかり振って飛ばす練習に取り組んでもらいました。それぞれの子供毎に指導する内容は異なりますが、遠くまでボールを投げれたり、打てたりするたびに、びっくりした顔と嬉しそうな顔を見せる子供達、指導者にとっても嬉しい瞬間です。


1,2年生は技術ではなく、バットをガンガン振って、ボールを思いっきり投げる。とにかく一つ一つのことを夢中で笑って取り組んでくれています。まだまだ技術はこの先・・・今は一生懸命取り組んで笑ってほしいですね。声もどんどん大きくなってます。


最後は試合形式。子供達には学年は関係なく、「軟球で試合をしたい子供」と、「特殊球で試合したい子供」に、子供の希望で分かれて試合をしました。軟球の子供達は、今日の練習の成果がすぐに表に出て、ボールを遠くに飛ばしたり、守備でアウトを取れたり、子供達自身が成長を感じられる瞬間をたくさん見ることができました。特殊球の試合は、体験に来てくれた子供が猛打爆発で、負けず嫌いのNEXUSの子供達も奮起して乱打戦で盛り上がりました。


今日も体験参加で4年生1名、2年生2名が来てくれましたが、NEXUSの練習を皆楽しいと言ってくれます。私達指導者にとってもとても嬉しい一言です。部員の子供達もそうですが、一日の練習を振り返って楽しかったと感じ、次の練習を楽しみに待ってくれる。この繰り返しがとても大切なことと思っています。練習すればその分上達するはずですが、果たして小学生がそういう時期なのでしょうか?野球だけでなく、家族との時間、勉強の時間、この時期の子供達やその家族にとって大切な時間はたくさんあるはずです。その中で野球が大切な生活の一部となってくれることを私たちは願っています。


今年の練習もあと3回。いつでも「明るく楽しく元気よく」、筆者も来週の子供達の笑顔を見れることが今から楽しみでなりません。

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