前日との気温差が10度以上という寒い一日でした。今日は菅生緑地での体力トレーニング中心のメニューとなりました。
久しぶりに手話の勉強からスタートです。よく考えるとこの半年で随分メンバーが増えました。手話を初めて経験する子供いるため、これまでにならった5つの手話をみんなで復習です。子供は大人より記憶力が良いと言いますが、結構覚えているものですね。この取り組みは手話ができるという技能を求めているのではなく、世の中にはいろいろな人がいて、みんなのように体が自由に動かせる人ばかりではないということ、そしてそういう方々も同じ人間で社会生活の中で例えば耳が聞こえない人にはこうやって別の手段でコミュニケーションを取れるということ、体が不自由な人を差別するのではなく、共存して生活していくという尊重の精神を学んでほしいというNEXUSの想いで実施している取り組みです。少しずつ継続的にやっていきたいと考えています。
春も目の前ですが、子供達もトレーニングに慣れて、ランニング、ストレッチ、ボール慣れトレーニング、リーチマイケルやブリッジ、逆立ちを行います。さらにラグビーボールややラダーなどを使った走力、瞬発力トレーニングなどで体力を高めてもらいました。大分上手になって、いろいろなアピールも増えてきました。一方で一部の子供は途中から遊び初めてしまう子供もいます。規律の厳しいチームだと、そこで「叱り」が入りがちですが、NEXUSではそこは寛容に「促し」で留めます。教えている側にはある意味「我慢」でもあります。子供はトレーニングの目的がわかりませんし、私達も目先を変えながら自然と体力が付くメニューとはいえ、子供の性格や集中力も異なりますので、こういうことはごく自然なことではないでしょうか?。ただ、真面目にやっている子の邪魔をすること、怪我につながる行為をすることは、きちんと「注意」をさせてもらっています。私達指導者にとって、Players Centered の理念を守りながら活動する上でとても難しい対応です。一方最近は子供同士で律することができるようになってきました。お兄さんにあたる子供達が集中力が欠けかけた子供達に注意する。これは子供同士が考えて話し合ってやっていることですから良いことと思います。何も指導者や親が常に前に出る必要はないんですね。上手く注意やリードできている子供を褒めることが全体の集中力や効率の増加につながると期待しています。
その後はキャッチボールトレーニング、フォーメーションや守備練習、バッティング練習、試合形式と一般の公園ですのでテニスボールやTボールを使って草野球的に技術練習をして練習終了です。
今日も2度目の体験に来ていただいた2年生が入部を決めてくれました。お母さんから、試合で空振りしたことを褒めていることに感心したとおっしゃっていただきました。私達が一生懸命子供達と向き合っている姿に共感してもらえること、すごくうれしく感じました。野球チームを立ち上げて1年半ほど、運営や指導においては、日々様々なことがあり、正直簡単なことばかりではありません。でもこうやって子供達が笑顔で通い続けてくれること、その保護者様の嬉しい声を聞くことが私達の新たな力になります。仲間や共感してくれる人たちを増やして、もっともっと良いチームをみんなで作っていきたいと思います。
募集は継続していますが、上級生はほぼ定員に近い状況で、これ以上お断りせざるを得ない状況になりつつあります。この地域には私達のようなスタイルのチームが少なく、低学年生も定員の半数以上入部という状況になっています。NEXUSを候補とお考えの方には、(体験参加によりしつこい勧誘などすることは一切ございませんので)なるべく早く体験参加されることをおススメします。
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