新年度を迎え、各学年1年生ずつ進級しました。入学式前の新1年生は「まだ1年生じゃないよ」って言い張っていましたが、もう立派な1年生、NEXUSの正規部員の仲間入りです。5年生から1年生までの新体制で今年度も元気一杯頑張っていきましょう。
春になり、チームはPCGの試合を意識して、特に広い公園では技術練習時間を多くとるため、新4,5年生、新1~3年生で準備体操以外は別メニューでの練習となっています。それぞれキャッチボールの後はお楽しみのバッティング練習です。子供たちも広い公園で伸び伸びとバッティング練習をしていますが、少しずつ野球を理解し始めているせいか、ただ思いっきりバットを振るだけだった子供たちも「もっと打ちたい」、「どうやったら飛ぶんだろう?」、と各自それぞれ悩みももちながら練習に取り組みはじめました。これはとても大切なことです。悩んでいるということは解決策を受け入れる準備があるということであり、子供がコーチの話を聞く機会となるからです。私たちも子供たちの癖を捉えて少しずつヒントを与えながら、子供がコツをつかむ成功体験をつかんでもらっています。NEXUSでは押しつけの指導はできるだけ避けていますが、悩みにはとことん向き合って成長につなげたいと思っています、一歩ずつ共に歩んでいきましょう。
NEXUSでは指導者資格を持ったコーチが3名と子供たちと一緒に野球をしたい、野球に協力したい、野球を見たいというたくさんの親御さんがお手伝いをしてくれています。基本的に上級生と下級生に分かれるときには、親御さんは子供のいる側にお手伝いに回ってもらい、コーチは2手に分かれて指導にあたります。通常は指導の継続性を重視し、コーチを固定していますが、子供たちは指導者が同じだと少しずつ練習に飽きがきたり、別の視点の指導でコツをつかむこともあるため、時々コーチを入れかえて刺激を与えています(コーチもいつも同じ子供たちではなく、別の子供たちを見ることで気づくことや成長を実感することも入れ替えの効能の一つな気もします・・・)。筆者は主に低学年を見ていますが、帰り際にニコニコ顔の4年生にどうだった?と聞くと「もっと飛ぶようになったよ!」って笑顔で答えてくれました。コーチ入れ替え効果有ですね。「あのコーチの方が打てるようになるよ」って言われないようにコーチももっと勉強しないといけないって常々思っています。
来週はいよいよPCGの試合が予定されています。チーム結成から1年半、待望のリーグ戦への参加となります。私たちは、今の実力云々よりもこれから1年間試合を通じて子供たちがどこまで成長するかということに期待しています。野球は「打つ」、「投げる」、「捕る」という技術のほかに様々なルールや勝つための作戦があって、教えることがたくさんあります。これらを早期にマスターすることが学童野球の勝利の近道なのかもしれませんが、小学生のうちにすべきことなのかは、「???」です。野球をするのは、大人ではなくあくまで子供たちです。大人の作戦を子供に覚えさせるのではなく、子供の技術や子供の自由な発想によるプレーで勝利をつかみ取る、そういうチームでありたい、私たちが子供たちとともに目指す野球と考えています。負けやミスを通じて子供たちが悩み努力する、勝ちやファインプレーを通じて野球が一層楽しくなる、そんな日々を20名を超える子供たちとこれから歩んでいくと思うとワクワク以外の何物でもありません。一緒に笑えるように頑張っていきましょう。
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