番外編:自分ノート(10日の試合の振り返り)

10日の試合後のブログにおいて、自分自身の振り返りが消化不良で書き足りないこと、選手の親御さんのご協力でたくさんの良い写真もいただいたので番外編として写真と共にチームで始めた自分ノートを紹介します。


10日の試合後、監督からチームの子供達へ「自分ノート」を書くことの提案がありました。「自分ノート」とは、子供がそれぞれ一日の練習や試合を振り返って、自分やチームについて


①「GOOD」よかったこと
②「BAD」残念だったこと、直したいこと
③「NEXT」 次の練習や試合で改善したいこと、チャレンジしたいこと


をノートなどに記録しておこうというものです。子供達にもぜひ取り組んでもらいたいです。どんなコメントが出てくるのか楽しみに待ってます。


コーチである私も「Bチーム(上級生)」「②Dチーム(下級生)」「③自分の息子」について自分ノートをつけることにしました。①②はチームのコーチとして、③は親としての目線です。自分はコーチであり、一人の部員の父親でもあります。父親として。親目線で子供を見た時、コーチと異なる見解(期待)を持つのはどこのご家族でもあることではないでしょうか?例えば(少し極端ですが)コーチならば「打席に立ってヒットが打てれば素晴らしい」と考えますが親になれば「あのピッチャーのボールならばホームランを打ってほしかった」というように自分の子供にはもう一歩期待や無理な要求をしたくなるものです。もちろん極端な表現ですが、コーチであり、父親でもありたい自分の気持ちを吐き出すノートになれば良いと考えています。チームのコーチとしてチームのための振り返りをしながら、せっかく自分の息子と野球チームに関わるのだから、子供への目線も記録にもチャレンジしてみます。どんな横暴な親のメモになるか楽しみです。(もちろん皆さんにはナイショです)


さて、せっかくですので、10日の試合の自分ノートのうち振り返りとしてBチームとDチームの自分ノートを公開しましょう。(保護者の皆様、自分ノートの書き方を子供に教える際の参考にしてください)

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【Dチーム(3年生から1年生) VS 横浜金沢V・ルークスさん】


①GOOD
・全員で力を合わせて、最後まで元気よくプレーを続けたこと。
・全力疾走、全力投球、全力スイングができていたこと。
・楽しそうにプレーしていたことを他のチームからも好感の目で見てもらえたこと


②BAD
・仲間のプレーを信じれず、プレーをまかせる(カバーに回る)ことができない。(技術)
・冬場に一生懸命走りこんだのに走塁の途中で息が上がる(体力)
・挨拶に慣れていない(→コーチがきちんと教えていない)(気持ち)


③NEXT
・守備範囲を理解とプレー中の声掛けの意識を高める。
・基礎トレーニングの際に試合を振り返らせて、一層の体力アップを目指す。

・感謝の意味を伝え、次の試合では周りの人に大きな声で挨拶できるよう促していく
・次はもっと練習して、また勝利の味をつかみ取ろう!


【Bチーム(5年生から3年生)VS Silver Slaggersさん】


①GOOD
・全員が試合に集中して取り組めたこと
・打席では必ずスイングできたこと、速いボールにも食らいついたこと
・守備機会では、捕る投げるの基本動作ができていた
・積極的に次の塁を狙う走塁ができたこと


②BAD
・自発的な声や励ます声が少ないこと(気持ち)
・速いボールに対してどうしたら打てるか?工夫が少ないこと(技術)
・投球数が多い(フォアボール、振り逃げを減らす対策)(技術)
・挨拶に慣れていない(→コーチがきちんと教えていない)(気持ち)


③NEXT
・練習から声を出す意識を一層高める。
・遅いボールを打って成功体験を高める以外に速いボールに目を慣らす練習を取り入れる
・投手は遠くに正確に投げる投球技術の習得、捕手はバウンド捕球の強化及び振り逃げ時の1塁への送球の正確性強化
・感謝の意味を伝え、次の試合では周りの人に大きな声で挨拶できるよう促していく
・次はもっと練習して勝利をつかもう!

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こんな感じで、次の試合に向けて、子供達が一層の成長を遂げられるようコーチとして頑張っていきたいところです。ここに書かなかったこととして、週1回半日の練習で自分たちよりも練習量の多いチームに追いつくには何をすべきか?ということも特にBチームの試合で突き付けられた中長期的な課題です。時間が少ないから負けていいのではありません。少ない時間を工夫して有効に使い、チーム力を向上させることは私達に指導者に課せられた使命です。これから練習密度をどうやって上げるのか?効果的な練習はどういうものか?どうやって子供の怪我をケアしつつ次のステップに進ませるか?そのためのチーム体制の理想形とは?考えることはたくさんありますが、子供達のためと思うと自然と考えてみたくなります。この自分ノートもチーム練習以外で子供達の意識を向上させて足りないものを次の練習で着実に補うための取り組みなのです。必ずこのボリュームで試合に勝てるチームに成長させることが私達指導者のの目標です。


最後に父親目線での息子への自分ノートを少しだけ・・・(笑)。「どんなに強い相手でも、その場は負け(打てないこと)を認めたとしても、次は負けない(打つ)という気持ちを持ってほしい。チームに元気が無くても、負けていても、「自分だけは!」という気持ちを持ってプレーし続け、背中でチームを前向きな姿勢に導いてほしい。」過剰な期待、無理な要求なことは分かっていますので強要はしませんが、強要できない分文字にして発散しているのです(笑)。でも自分の子供には、もちろん他の子供以上の期待をかけています。(語弊があるといけませんが、コーチとしては全員平等に接しています。チームを離れた時に親としてかける期待のことです。)次は、きっと活躍してみんなを笑顔にしてほしいです。


まずは、どの親御さんも自分の子供には特別に目をかけてほしいです。もちろん他の子供と比較する必要ありません。子供は子供らしく自分を主張し、そして親はその子の親らしく親の主張をしながら子供を支えられれば良いのではないでしょうか?そしてその活動の場となるチームをその次に大事にしてもらえれば、今のように皆が輝けるチームを継続することができます。横浜青葉NEXUSはそういう子供と親御さんに支えられているチームとしてどんどん成長していけるのです。このノートがそれぞれの子供達のそして親子のかけがえのない記録、親子の野球生活の一ページとなることを期待しています。


来週の練習、来月の試合でNEXTをどう実現していくか?子供達がどんなNEXTを持ってくるか、楽しみでなりません。たくさんの応援に来てくれる親御さんと子供達が一緒に勝利の気持ちを分かち合えるようチームとして頑張っていきたいですね。


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