5月4日練習・低学年編(あざみ野西公園)

GW前半の荒れ模様の天気とは一転して快晴の一日での練習となりました。GWですが、中々行楽にも出かけにくいご時世、たくさんの親子やご家族が参加してくれました。


今回は終日広いグランドが確保できていることもあり、また連休中で目一杯体を動かしても親子とも翌日に支障のない方が多いことを想定し、チームを低学年(3年生以下)と高学年(4年生以上)に分けて、それぞれ午前中、午後に練習を設定しました。子供達を半数ずつに分けることで、子供の体や技術レベルに合わせた練習を取り入れやすくし、通常より一層充実した技術指導をすることができることを期待して実施した取り組みです。


 午前中の低学年生の練習から、、、4月から3年生には順番にキャプテン役を指名し、低学年チームのとりまとめをやってもらっています。ですのでチームが分かれても低学年チームのキャプテンが子供達を集め、グランドに挨拶をして練習を開始します。いつもはお兄さんたちの背中を追って見よう見まねでやっているランニング体操、ワールド、肩体操を低学年の子供達が先頭に立ってやっている姿は私たちにとってもすごく新鮮でした。昨年たくさん取り組んだラダーやミニハードルを使った基礎トレーニングも経験の少ない子供が多いことから久しぶりに練習に取り入れてみました。普段は、すばしっこく動く子供もラダーなどでは指示通りに足が動かせずに意外な一面を見せてくれました。運動神経の良い子でも意外と頭と体が一致して動かないもの・・改めてこういったトレーニングも基礎体力の向上に必要なのだなと感じます。


これまでの低学年生の練習のモットーは「楽しく・元気よく」でしたが、先日の試合や経験が増えてきたこともあり、少しだけ「試合に勝つ・上手くなる」という要素を入れて練習をしています。キャッチボールでは、子供たちの投球フォームが少しずつできてきたことから、たくさんのお父さんとお母さんにも協力してもらって、これまでのテニスボールからソフト軟式球や軟式球を使った親子キャッチボールを始めています。NEXUSのキャッチボールはただ相手に投げて捕るだけではありません。手首、肩、肘、足腰など体の各部位の投球動作に必要な動きを体に覚えさせる投げ方を順番にやってもらい、重いボールを持っても肩ひじに負担のかかりすぎない投球動作を覚えてもらっています。親子でやるのは、いつも子供の相手をしてくれるお父さんやお母さんにもこの動作を覚えて一緒に取り組んでもらいたいとの想いもあります。1年前は10人に満たなかったチームだったはずなのに、低学年の子供だけでそれ以上になり、たくさんの親子で楽しそうにキャッチボールする姿は私たち当初から関わっているものからすれば、私たちの理想形のチームのような感動的な練習光景でした。夏まで子供たちの肩ひじの様子を見て軟式球での練習も少しずつ取り入れてい行きます。


 続いてバッティング練習。NEXUSでは守備練習は少な目、楽しいバッティングは多めに取り入れます。「守備練習はバッティング練習のボールを取ればいい!」と子供達も平気で言ってきます。子供主体、子供が楽しいこと、やりたいことを積極的に取り入れるのも私たちの大切なやり方です。3か所に分けて、Tボール、トスボール、上手投げのボールの打ってもらいました。打撃についても、思いっきりバットを振ることができるようになってきた子供には少しずつインパクトとタイミングを教えています。打球の捉え方は様々な理論がありますが、子供のフォームに合わせていろいろな捉え方を体感してもらうことで、その子にとってより良いフォームやバッティングスタイルを一緒に探していければよいと考えています。これまでは経験の長い子供ほど上手く打てていましたが、経験の浅い子供もどんどんレベルが上がってきて子供たちの間に競争心が芽生えています。大事なことで友達を大切にでも友達より上手くなろうの気持ちで切磋琢磨してほしいですね。


 最後の時間はDチームでの試合を想定し、親御さんも交えた紅白戦を行って練習終了。いつもと同じ練習時間ですが、たくさんの親御さんのお手伝いもあり、また指導者陣もたくさんの子供に教える時間を割くことができたので充実した練習となりました。半日みっちり練習すれば子供達もぐったり(笑)。少し疲れた様子を漂わせながらも親子で楽しそうに帰っていく姿も良いなぁと思いました。GWではありますがお出かけもしにくい中で、親子とも楽しいひと時となったのであれば嬉しいですね。


 ここまで書いてわかったこと(薄々気づいていましたが・・・・)。私たち指導者にとってはこういう練習体系は通常の2回分の練習をするということ。こういった記事も2倍必要です・・・・ということでこの後後編として高学年編に続きますが、一旦低学年編としてクローズします。


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