続いて午後から高学年編です。低学年編に前置きはありますので、午後の練習からの記事になります。
午前中の練習から休む間もなく、午後からの練習のために高学年生が集まってきました。コーチは休憩する暇もありません(笑)。ということもあり、高学年生には自分達でランニング体操、ワールド、肩体操をやってもらうことにしました(その間に私たちは昼食休憩です)。意外と練習内容を覚えているものでキャプテン、副キャプテンを中心に声を掛け合って取り組んでくれました。子供達だけの世界で練習をさせると普段と異なる光景も見られました。「しっかり練習しよう!頑張ろう!」と思うと子供同士自然とかける言葉がきつくなります。お互いがお互いを注意しあう雰囲気が強くなり、みんなの目も沈みがちです。・・・ですので準備体操後にコーチとして自分ノート的に見た感想を話させてもらいました。
【GOOD】「よく覚えてきちんと体操できていた」「お互いに声を掛け合って頑張ろうという姿勢が見えていた」【BAD】「言葉がきつく、人ができていないことを責めている」「みんな楽しそうじゃない」【NEXT】「声のかけ方を前向きに!できないことを指摘するのではなく、よくできていることを褒める姿勢が大切!みんなの笑顔につながる声のかけ方を覚えよう」
子供たちの成長を見守り、気づきを伝えるのが私たちの役割。押しつけにはしたくはありませんが、話をした後に皆の目が上を向いて笑顔になったところで練習再開です。
このシート打撃練習では大人が投手をした後に、子供達にもピッチャーやキャッチャーもしてもらいました。NEXUSでは、全員ピッチャー全員キャッチャーが目標です。やりたい子、やれそうな子には少しずつでも経験を与えて可能性を伸ばすことを大事にしています。大概はピッチャーをやりたい子供が多いですが、最近はキャッチャーにチャレンジしたいという子供も結構います。印象的だったのは、加入したばかりの体格も小さな子供なのですが、キャッチボールはしっかりできていることからキャッチャー練習を本人に提案したところ即答でやってみる!と前向きな発言(お父さんは大丈夫?と心配な様子)。防具も恐る恐る着けてボールを取ってみてもらったところ、こちらは指導者の予想通りに見事なキャッチング。体や経験だけではないのです、こういった可能性を大事にしたいですね。近いうちに試合デビューもできそうです。
最後は、原点に返る意味で親子野球です。残って自主練習していた低学年の子供達も混ざってみんなでソフト軟式球とスポンジボールを使って親+低学年生 対 高学年生で試合をしました。子供達も楽しそうに、それより楽しそうなお父さんやお母さんたちも印象的でした。みんな野球が好きなんですよね。定期的にお父さんやお母さんとの交流試合はやっていきたいですね。これが私たちが野球チームを作った原点でもあります。親に勝ちたい子供とまだまだ子供には負けたくない構図は親子ともに大切なモチベーションだと思います。
というわけで、長い一日練習の記事でした。子供たちは半日ずつですが、私たち指導者は一日がかりのフル対応。練習後は達成感はあるもののグッタリです。毎回こうやって練習したら強くなるのかもしれませんが、週1回半日練習の真意は親子とも野球だけに捉われない生活をしたいこともあります。これが続けば親も子も指導者もいろいろな場面でモチベーションを維持できないこともあるだろうなぁと思います。時々こうやって実力アップも図りながら、日々の練習もこれくらい充実させていけるようにチーム力を上げていけるとよいですね。それがこれからの私たち指導者の目標です。
チームは低学年、高学年ともどんどん力をつけています。周りのチームも同じかもしれませんが、練習成果がこの後の試合の結果につながることを期待するばかりです。
0コメント