五月晴れの晴天の中での練習となりました。NEXUSも1年前の活動再開から1年を経ますが、当時10名に満たなかった部員が30名に達しそうな状況になり、朝の子供たちの声もとてもにぎやかです。これまでは防球ネットや用具出しなど指導者がやることが多かったのですが、上級生の子供達が「手伝うよ」と声をかけてくれました。今までになかった子供たちの成長、チームとしての成長を感じます。嬉しいできごとでした。
挨拶、ランニング体操、ワールド(柔軟)、テニスボールトレーニング、リズム体操と基礎トレーニングを行いました。こういったトレーニングも1年前は指導者が一つ一つ説明して子供達に付き添いながらやってきましたが、1年以上も続けていると自然と上級生が下級生に声をかけてトレーニングをしてくれています。私たちが目指す子供達が自主的に考えてチームを作る土壌ができつつあります。
Dチームは、もう少し単純に、よかったことや悪かったことから何が原因かを振り返ります。まずはコーチから「楽しかった?」の一言に満場一致で「楽しかった!」の声。これは最重要事項です。そのうえで、それぞれの良かったことや上手くいかなかったことを発言してもらいました。コーチからは試合と練習の違い、練習の大切さを少しだけ説明し、だから今日からまた練習を頑張ろう!の一言に、みな気持ちを新たに次の練習に入ってもらいました。
NEXUSでは、これまで下級生(3年生以下)は軟式球をほとんど使わずに、打って投げてを伸び伸びやってもらえる練習、上級生は軟式球に慣れながら、対外試合で勝つことを目標に野球の技術やルールを学ぶ練習をしています。下級生が増えてきたこと、3年生の技術的な成長がみられることから、今日から3年生の子供たちは上級生組に入って練習を始めました。とはいえ、いきなり4,5年生と一緒にやるのも(特に打球を取るというところで)無理があります。まずは軟式球に慣れるために、コーチが投げるゴロやバウンドなどを緩いボール、ノックのボールで個別に練習して子供達に様子をうかがうと「やってみる!」という子と「まだ柔らかいボールがいいなぁ」という子がいます。これでいいんですね。やってみようという子にはそのまま上級生チームでやってもらい、ボールが怖い子には無理せず、下級生チームでもう少し楽しんでもらえればよいのです。できるだけ子供の意思で決めてもらえるようにするのがNEXUS流です。
下級生チームは、今日は体験入部の子供4名も入って、柔らかいボールを使って、投げ方、捕り方、打ち方の基本を楽しんで取り組んでもらいました。低学年の子供達からは誰もが楽しそうな声が聞こえてきます。今日は筆者は上級生を見ていましたが、小さい子供達とコーチの声の掛け合いがすごく耳に心地いいです。チームを明るく盛り立ててくれるのは、小さい子供達なんですね。いつまでも明るく元気に野球を楽しませてあげたいですね。
一方の3年生も混じった上級生チーム。いつも通りの練習を当たり前のように進める上級生に混じって、不安と期待の入り混じった3年生が挑戦します。そもそも下級生チームではチームを引っ張っていた3年生ですが、上級生に囲まれて少し小さくなったように見えてかわいらしい感じすらします。でも、チャレンジする気持ちは強く、軟式球にも足を踏み込んで打とうとする姿はとても逞しかったです。その後は、シート打撃。今日は、4,5年生も投手や捕手などに新しくチャレンジしてもらう取り組みも行いました。それぞれの子供たちが新しい分野にチャレンジして成長していくのが練習の場、練習で研鑽を積んでその成果をいつか試合で出せるようにそれぞれの頑張ってもらいたいですね。3年生も外野までボールが飛ぶシーンも何度か見られました。低学年チームで振り込んだ打撃はきちんと実を結んでいます。この先の成長も見守っていきたいですね。
今日もたくさんの体験入部の子供に来ていただきましたが、一部の子供達からは入部表明の嬉しい言葉もいただきました。既に一部の学年では入部のお断りや体験をお待ちいただいている方もいる心苦しい状況でもありますが子供達をケアしながら活動していくには今の人数が私たちの限界でもあります。逆に入っていただいた子供達とは、一緒に楽しい野球を実践していきたいと思います。NEXUSは、チームの条件に合致したお子様から先着順に入部していただいており、定員になればいかなる境遇でありお断りせざるを得ない状況です。確実に入部できる枠は大分少なくなりつつあります。お悩みの方はぜひ体験にいらしてください。
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