初夏の陽気となり、熱中症も考慮していかなければならない季節になってきました。今日は公園の解放枠も夏時間対応となり、15時半~という遅めの時間設定での練習となりましたが日中の暑さを考慮すれば運動しやすい環境です。保木公園は広いグランドで練習時間は短いので、基礎トレーニングを減らし、実戦練習にウエイトを置きます。それでも準備体操、柔軟、肩体操まで子供達だけで短時間にこなし、その間に大人がグランドを準備するなど、親子で協力して練習密度を上げる工夫をしています。
前回より練習の大きな班分けとして、3年生以上と2年生以下に分かれた練習をしています。 これまで低学年チームだった3年生は4年生以上の軟式球を使用したチームに入ってもらっています。そのため、3年生にはキャッチボールと守備練習だけは、4年生以上とも別れて個別に軟球で練習するための準備となるトレーニングを進めています。そもそもキャッチボールメソッドの意味と意図がわかっていないこともあり、個別に指導者から「どこを意識して動かすのか」説明を受けながら少しずつ軟式球に慣れさせています。とはいえ、テニスボールで十分に基礎を磨いてきた子供たちは、自信もあるのか、やっとお兄ちゃんたちの仲間入りができる喜びなのかどんどん課題をクリアしていきます。頼もしいですね、早くお兄ちゃんたちを脅かす子供たちが出てくるのを楽しみにしています。
4年生以上の子供たちはキャッチボールからバッティング練習へと移ります。こちらも流石に毎週打ち込んできたせいか、打球にも少しずつ力強さが出てきました。守備練習を終えた3年生をバッティング練習に混ぜながら、逆にバッティングを終えた4,5年生を守備練習に回し、短時間の練習でもしっかり密度を上げた練習ができました。実はこうやって様々な練習ができているのは子供達が野球の練習に慣れてきたこともあるのですが、周りのお父さん達がすごく上手く子供たちの練習をフォローしてくれていることに起因しています。できる範囲での、少しずつの大人の手助けがチームの子供たちの大きな支えになっています。私たちも子供達の技術指導に充てることができる時間も増えています。私たち運営や指導に回る立場の人間からすれば、当番制をうたっていないにも関わらず、これだけの協力が得られることは、「感謝」以外の何物でもありません。義務感なく手伝ってもらえる大人の皆さまへの「感謝」の気持ちを忘れず、大人の方々にも子供と一緒に野球を楽しんでもらえる環境づくりを今後も目指していきたいと思います。
2年生以下の子供達はというと、いつも通り、伸び伸び思いっきり打って、投げて、走って、笑ってが基本で野球というスポーツに楽しむという視点から取り組んでいます。今日の低学年指導は監督に対応していただきましたが、監督の練習メニューは、遊んでいるようで体の様々な部分が鍛えられているメニューです。体力、瞬発力、筋力、さらには頭のトレーニングまで含まれています。遊んでいるうちにこうやって鍛えられるってすごいですよね。でも今の野球と関係あるような無いようなトレーニングですが、先ほど3年生にもあるように、いざ、軟式球を使って野球をしようとしたときに、すぐに力を発揮できる礎となっているのです。そんなことは、子供にわかってもらう必要はありませんが、NEXUSが目指す6年間を通じた育成メソッドとして確立していくと良いと考えています。
明日は、私たちが主戦場としているPCGの公式戦ではなく、「さわやかカップ」といういわゆる4,5年生対象の通常の野球のルールに近い公式戦が行われます。このため、最後は明日の試合で担当する守備位置にそれぞれ子供達がついて、シート打撃で調整しました。試合出場予定のない(NEXUSは出場予定のない子供は、試合に応援に来てもらうことも特に義務づけたりはしません)3年生には、4,5年生に混じって守備や打撃をしてもらいました。守備では同じ守備位置の4年生が3年生に守り方を指導し一緒に取り組んでくれました。こういう光景も素晴らしいですね。
0コメント