6月6日 さわやかカップ(VS 元宮ファイターズ)

今日は主に4年生を中心としたチーム編成で参加できる「さわやかカップ(ジュニアリーグ)」という大会として、元宮ファイターズさんと試合をさせていただきました。まずは「さわやかカップ」に参加を認めていただいた事務局の方々、そしてグランドや雨除けなど当チームへもいろいろとご配慮いただき試合をお手合わせいただきました、元宮ファイターズの関係各位の皆様へ御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。


「さわやかカップ・ジュニアリーグ」は、いわゆる一般的な学童野球のルールに未経験の子供にも参加しやすい環境を目指し、リーグ戦方式で試合を行う大会です。ジュニアリーグは主に4年生を中心としたチーム編成(5年生は1試合2名まで同時出場可、投手捕手は不可)のため、NEXUSの子供たちの試合経験を増やす場として最適と判断し参加させていただいています。


とはいえ、通常のPCGとは異なり、選手のリエントリーが不可であったり、0ストライク(通常は1ストライク)ルールであったり、勝手がいつもと異なります。ましては、お相手いただくのは、そういったルールの中で鍛え抜かれたチームばかり・・・NEXUSは、厳しさとは無縁に近いチーム指導方針ですが、子供達を「井の中の蛙」として育ててばかりもいられません。野球を一生懸命頑張っている日々取り組んでいる子供達を相手に、どこまでNEXUSの練習の成果(NEXUSの子供達ももNEXUSの環境の中で精一杯頑張っています)を出すことができるか?チャレンジする取り組みとした位置づけでのぞみます。


リエントリーができない試合ですが、全員出場(打席・守備機会)は、チームの方針として最大限考慮した編成を行います。守備や打順は交代を踏まえ、かつ一定の実力を考慮して子供達を配置しました。よく考えるとNEXUSで子供達の打順を考えるのは私たち指導者もはじめての経験ですが、試合の流れによって打席の回る回らないの有無もあるので少し冷や冷やしながら、子供達はきっと打って回してくれるだろうと期待しての編成になりました。


さて、試合ですが、元宮ファイターズさんの統率された声出しや動きにまずは一歩目から押された感じの子供達、初回から緊張感が漂い、ミスも相まって、リードされる展開に・・・でも少しずつ緊張もほぐれてきて、中盤からは、ナイスバッティングや好プレーもあり、追い上げムードとともに点差を詰めていきます。とはいえ、経験がまだまだ不足してるNEXUSの子供達、見えないミスで点を取れなかったり、取られたり・・・それでも子供達は、自分でいろいろなことを判断し進塁したり、けん制したり、伸び伸びと思ったことにチャレンジしてくれているようでした。クライマックスは、追加点を取られて差を離された最終回、相手投手の疲れもあれ同点まで追い上げ、1打サヨナラのシーンまで来ましたが、相手のセンターラインの好守備もあり、残念ながら同点まで・・・6対6と思いのほか善戦してくれました。実は真のクライマックスはここから、9人対抗のじゃんけんで決着をつけます!ここで私たち指導者の想定になかったことが・・・残念ながら野球に夢中でじゃんけんの練習はしていませんでした。ここは練習の成果というか、練習していないせいで残念ながら相手多数で負けてしまいました。次回はじゃんけんの練習もして試合にのぞみましょう!


結果として全員出場、全員打席に立たせることはできたのはよかったことですが、思う時間出れなかった子供達は少し悔しそうにしていました。前述のとおりこういった試合は相手との対等性も保つために、選手の出場機会に多少の傾斜をつけざるを得ません。次はもっと出れるようにアピールして頑張ろうと思ってもらえれば、チーム全体で競争意識も芽生え、結果的にチーム全体の力も伸びると思います。やみくもに競争心をあおったり、実力主義、勝利至上主義に走ることがチーム方針ではありませんが、その先の社会生活を考えた時、与えられたチャンスに向けて努力し、そして実力を上げた子供にその達成感や活躍の場を与えていくことも必要と思います。こういう場を通じて子供達がそれを理解し、前向きに野球に取り組んで良い意味で「変身」してくれることを期待しています。


今回の経験、子供達はそれぞれに感想を持ったことでしょう。GOOD、BAD、NEXTを整理して、次の練習に活かしてほしいです。結成当初から関わってきた指導者としては、本格的に活動してまだ1年という中、1年の経験でここまで試合ができるようになったことだけでも感慨深いものがあります。私たちの想像を超える子供たちの成長、これからも見守り続けていきます。

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