6月13日 さわやかカップ(VS 三ッ沢ライオンズ)

 今日はさわやかカップ2試合目として、うさぎ山公園にて、三ッ沢ライオンズさんと試合をさせていただきました。まず初めに、会場の手配、設営等、三ッ沢ライオンズ関係者の皆様どうもありがとうございました。おかげさまで良い環境で子供達をプレーさせることができました。


 2週連続の学童野球形式の試合ということで、経験を積み重ねている子供達は少しずつ余裕も生まれつつあるように見えます。これまではすれ違う野球関係者や子供達に挨拶する声もしてるかしてないかわからないほどでしたが、大きい声で挨拶できるようになってきました。周りの子供達がやっていれば、特に強制しすぎなくても子供達も自然と挨拶の重要性を感じ、実行に移せるようですね。慣れたチームさんからはまだまだなのかもしれませんが、最低限きちんと挨拶や感謝の意図を伝えられることができるようになってきたことだけでも大きな成長です。


 さて、試合ですが、学童形式の野球ではどうしても交代(リエントリー)が自由に効かないので、ゲームを成立させるために一定の実力の子供を中心に置かざるを得ません。とはいえ、全員が全ポジションを担える選手にすることが目標のNEXUSでは、子供を一定のポジションに固定しすぎるのではなく、少しずつ新しいポジションにチャレンジさせています。今日もそんな配置を少し入れつつ?メンバーを発表すると「そのポジションだと思わなかったよ!」とか、昨日少し小耳に入れていた子供からは「やったことないから、昨日テレビで最低限どうするのか勉強してきたよ!」とか期待と不安の入り混じったコメントが聞かれます。私たちは子供達の見えない可能性を常に信じ、固定観念にとらわれずにこれまでやってきたことをプレーに出してくれることを期待しています。


 プレーボールの声とともに、この日のために研鑽を積んできた先発ピッチャーの自慢の速球、見事にセンターへはじき返されました。そうです、私たちも一生懸命練習していますが、もちろん三ッ沢ライオンズさんの子供達も必死に練習してきたのです。でも力と力の対決!素敵です。これは打ったバッターが素晴らしいのです。チームの仲間にはなかなか打たれないボールでも外に出れば打つ子供はたくさんいるということをピッチャーの子供は分かってくれたでしょう。まだまだ練習してもっともっといいボールが投げれるようになればいいだけです。


 打たれたピッチャーもうなだれずに気を取り直して投げます。すると自然とバックの守備陣が盛り上げてくれます。普段取れそうにない送球も、この日1塁初挑戦の子供ががっちり2回もキャッチしてくれました。ベンチからの声に本人もガッツポーズ、とてもかわいいですね。みんなが喜んでいます。すごく大事なことです。子供達にはただのショートゴロではありません、ピッチャーは強打者に一生懸命投げて打ち取った一球、ショートは必死にバウンドを合わせてキャッチ、それから慎重にステップしてワンバウンドスロー、ファーストはしっかりボールを見てがっちりキャッチ、日々の練習でそれぞれが頑張ったことが3つも重なってやっとアウトが取れます。親も子も全員でガッツポーズ!もうワンプレーにドラマが一杯です。その後も今日はそんなドラマがたくさんあり、ここには書ききれませんが、子供達それぞれが刺激を受けた試合だったのではないでしょうか。配置した指導者の予想以上に子供達がきっちり答えてくれました。コーチ(筆者)が少し興奮しすぎてしまって、どうしても勝たせたい気分(これが一番いけないのですが)で声出ししてしまったのは少し反省点ですが、子供達もどんどん声を出してくれるようになり、勝利への気持ちも今まで以上に高まりつつあります。

 

 今日の三ッ沢ライオンズさん、一つ一つのプレーが確実でとてもしっかりされていました。確実に良いボールでストライクを投げ込まれ、通常は内野安打になりそうな打球も確実にアウトを取られ、ホームランなみの飛球もファインプレーされてしまいました。試合展開がとても締まったこともあるのでしょうが、NEXUSの子供達も負けず劣らずプレーし、またボールに食らいついて全力スイングしてくれました。数か月前までならコールドゲームでもおかしくない気もしましたが、4,5年生も着実に力をつけているのですね。相手に乗せられたこともありますが、遜色ないと思えるほどのプレーをしてくれ、接戦と思えるほどのスコア(4対1)で敗れてしまいました。経験1年以内の子供達で戦っているチームとしては、子供も私たち指導する側もすごく成果を感じる試合となりました。相手があっての私たちの成長、三ッ沢ライオンズさんの子供達や指導者の方々、良い試合をさせていただきどうもありがとうございました。子供達は、上を見れば見るほどモチベーションが上がります、以前も書きましたが井の中の蛙にならず、どんどん成長していってほしいと思います。


 最後に肘を痛めて、出場(投球)制限中のキャプテン。試合中は一生懸命周りを盛り上げて声を出し続けチームを鼓舞してくれました。誰よりも野球に真摯に取り組み、チームを背負って頑張り、最後の一打席にかけて打席に立ちましたが、みんなの願いもかなわず三振となってしまいました。一発出ればわからない試合展開で結果が出ず、悔しさもひとしおだっと思います。とはいえ、長い野球人生、今は我慢の時。キャプテンの打席の時のみんなの大きな声、キャプテンの打席で結果が出なければ仕方ないとみんなが思っていました。今の苦労は長い人生決して無駄になりません。ケガを完治させ、また一回り大きくなってくれる良い機会と思っています。

 

 前回の元宮ファイターズさん、三ッ沢ライオンズさんと試合経験豊富なチームさんと試合をさせていただく中でNEXUSの元気の良さを評価してただける嬉しい声をかけていただいています。明るく、楽しくがモットーのNEXUS、勝っても負けても元気よく、次はもっと良いプレーで勝利をつかみとれることを信じ続け、他のチームさんに追いつけ、追い越せで頑張っていきたいですね。

 

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