荒天が予想されていましたが、前線は少し南側を通過してくれたようで、雨も降らずに練習することができました。結果的に今日は3年生以下のみの練習となりました。(午後は確実に雨予報とされていたこともあり、朝の時点で午後の4年生以上の練習は中止としました。結果的に1日雨が降ることなく、4年生以上の子供達には可哀そうなことをしてしまいましたが、NEXUSでは、雨で練習できないのに無理して集まって時間を無駄にすることのないよう、なるべく早く実施の可否を判断してチーム内に周知するようにしています。)
あざみ野西公園は、公園の半分を共用で使用させてもらっているため、チームの子供達を半分に分けて時間帯別で練習しています。2つの時間帯に分けることで子供達の練習の充実度を上げることができます。(とはいえ、指導する側の負担は倍増なので、場所やその月の練習量、指導者の体制などをみながら、その場その場で最適な練習形式を検討しています)
そういうわけで、近頃は4年生に混じって練習していた3年生も久しぶりに低学年チームに混じった形での練習となりました。久しぶりに最上級生の立場での練習でしたが、体験の子供や小さい子供達の練習を自然とフォローしてあげていました。今のNEXUSの子供達のいいなぁと思うところは、自分がお兄ちゃんの立場になったときは自然と上級生らしく下級生を気遣い、逆に自分がお兄ちゃんの下になったときには素直にお兄ちゃんの指示に従って甘えられるところですね。上がしっかりしていれば、下の子供達もそれについて行って真似をする。子供同士で上が下の子供をケアし、みんなで野球を楽しむチームの雰囲気を継続的に引き継いでいってくれると良いなぁと思います。
練習ですが準備体操、ラダートレーニングにボールトレーニングなどを行って、キャッチボールです。キャッチボールからはたくさんのお父さんに手伝ってもらって、今一度基礎の投げ方トレーニングを丁寧に説明しながらやってもらいました。このトレーニングはNEXUSを結成してから少しずつ工夫して一つのNEXUSメソッドになりつつありますが、お子さんの相手をするお父さんにも少しずつ勉強してもらって普段からやってもらえるといいなぁと思っています。子供達も一つ一つの動作を理解して意識して体を動かすことで、自然と力強いフォームができてきています。
その後は軟球を使う子供達(主に3年生)とソフト球を使う2年生以下に分かれて練習です。3年生以上の子供達は軟球で守備練習や投球練習を行いました。先ほどのキャッチボールメソッドを半年以上継続し、投球フォームが確立できている子供が多く、投球練習でもPCGのCクラスで基本となる13mの距離で十分ストライクが投げられる子供がたくさんでてきました。この後の試合が楽しみですが、一方で「強い球が投げられる=肩ひじに負担がかかる」ということも事実です。これからはケアにも気を使っていきたいところです。
打撃練習では、改めて子供達にフルスイングの重要性を説明します。自分の打ったボールの飛距離を喜んで構わないが、それに満足しない、それ以上に飛ばすにはどうしたらいいかを愚直に追い求めることが大切で、それを指導の中で要求していきます。・・・というのも、子供達は成長とともに頭が上回って少しずつ当てることや打つ方向を考えることになってきます。そうなるとどう教えても、結果が気になってフルスイングができなくなってしまいます。だからこそ、その前にボールを遠くに飛ばすというコツを体にしみ込ませたいのです。あくまで持論ですが、ボールが芯に当たって遠くまで飛んでいく瞬間の手の感触は、なんとも言えない高揚感があります。子供達も飛んだ時にそういう不思議そうな満足そうな顔をしてくれます。今日も何人もそういう顔が見えました。1番から9番までホームランバッターが並ぶのがNEXUSの理想です。もっともっと一生懸命バットを振って、今以上を常に目指して頑張ってもらいたいですね。
最後にゲーム形式をやってあっという間に3時間(実際は3時間半)の練習を終えました。子供達には練習の密度は分からないかもしれませんが、終わった後の少し疲れた顔からいつも以上に内容のあった練習だと感じました。それぞれが今日もまた少し成長してくれていることを祈るばかりです。真夏前の7月は練習や試合の一つのピークになります。少し忙しい時期になりますが、今は少し野球にウエイトを置いてもらっても良い時期ととらえて、このタイミングでどの子供達にも一層の成長がみられることを楽しみにしていきたいですね。
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