台風の到来も予想される週末ですが、真夏には絶好の曇天でいつもよりは涼しい気候での練習となりました。まず嬉しいニュースとして7月に体験に来てくれた3年生と1年生の子供も入部表明してくれて、NEXUSも総員が32名となりました。たくさんの保護者の皆様にも囲まれて、夏休みで欠席の子供がいても練習場所が狭く感じるくらいの活気ある雰囲気です。
さて練習ですが、6月、7月と試合が中心の活動だったこと、夏の暑さで子供達の集中力がそがれやすいこと、かつ今日は雨予報もあることから、今日の練習はなるべく全員でトレーニング(これまでの復習も兼ねて)、野球で遊んでいる気分が作れることを意識した練習です。
とはいえ、前述のとおり新しく入ってきてくれた子供達もいるので、準備体操、肩体操とまずは基本的なトレーニングです。チーム結成の頃はよく説明していたのですが、小さい子供も増えたので久しぶりに監督コーチから肩が野球にとってどれほど大事で、肩を動かすことがボールを早く遠くに投げることに有効に作用することの説明があり、それを受けて子供達も意識して肩甲骨を動かして肩体操してみました。体のつくり自体を子供に説明して理解させることは難しいことですが、それでも子供達がしっかり前を向いてわかったような顔をし、いつも以上にきちんと肩体操している姿が印象的でした。
キャッチボールを全員でやってから、2手に分かれます。1つは3年生以上を中心としたグループ、もう一つは2年生以下を中心としたグループです。これまで主に低学年のグループで練習してきた3年生ですが、基本的な段階を卒業して、4,5年生に混じって練習できる準備を進めています。今日はボールは軟式球を使わないものの、4,5年生と一緒に試合形式で練習を行い、実際に野球としてプレーした時のポジショニングや投手や捕手の動きなどをコーチやお兄さんたちに教えてもらえながら学んでもらっています。不思議なのは、コーチが手を出すより、実際にお兄さんたちがやっていることを見ている方が子供達の飲み込みが早い気がしています。なので4,5年生に教えた時間よりも短時間で3年生は野球の動きが体にしみこむかもしれません。この後の実戦メニューが楽しみですね。
低学年のグループも、試合を提案したのですが、子供達から「まずはバッティングをやらせてほしい」と声があがります。私たちコーチは、子供達が自由に声を発する声を大事にしています。もちろん必要性に応じてコーチの指示を通すこともありますが、バッティングをやりたいと言うということは「打つことが楽しい」と思っているということです。特に低学年は野球を楽しんでもらうということが主目的ですからなおさらです。今日はもっとバッティングを楽しんでもらえるように、いつもより少し壁に近いところからバッティングをしてもらいました。狙いは子供達にホームランを意識してもらうこと。不思議と「壁=スタンド」的なイメージを子供達が持ちます。壁に当たったらホームランだよと言うと自然と子供達はそこを目指してバットを強く振ろうとします。これぞ楽しみながら自然と強いスイングが身につくということだと思います。学年に合わせて距離を変えながらみんながホームランを打とうとフラフラするまでバッティング練習してくれました。そのあとはお父さんチームとの試合です。NEXUSでは、特に低学年の子供達にはお父さん達と野球を一緒に楽しんでもらいたいと思っています。子供達は飛ぶボールをかっ飛ばしながら、お父さん達も飛ばないボールをフルスイングしてもらい汗を流してもらいました。
NEXUSが練習時間を少なくしているのは、常にこうやって楽しい練習時間を過ごし、また次もやりたいと思ってもらうことを大事にしているからです。この楽しい、もっとやりたい、という気持ちを常にもってもらえること、持ってもらえる練習をすることが私たちが目指すものでもあります。
8月は暑さや帰省、他の習い事など子供達も予定がたくさんあり、試合も少ない時期ですがこういった練習を通じ、秋に向けて子供達が一層成長してくれることを楽しみにしています。
0コメント