秋晴れで爽やかな風が吹く中での練習となりました。コロナ禍と言われて1年半が経とうとしていますが、マスク手洗いうがいとNEXUSの感染予防の取り組みももう子供達には当たり前の準備となっています。当たり前と言えば、ランニング体操や準備体操、肩体操と決まった事前練習もすっかり体に馴染んでおり、みんなで声を合わせてみるなど自然にチームらしい姿になってきました。NEXUSは結成2年を経過し3年目に入りましたが、2年前の運動教室な姿からすっかり野球チームになったなぁと感慨深い気持ちです。
チームだけでなく、子供達一人一人も個々に着実にレベルアップしています。筆者が久しぶりにキャッチボールをした子供が(テニスボールですら取れなかったはずなのに)簡単に軟球をキャッチし強いボールを返してくれたり、バットにボールが当たってもボテボテのゴロしか飛ばなかった子供が内野手の頭の上を超えるような打球を打ってみたり。私たち指導者は練習で一つのことをできるまで繰り返させたり、手取り足取りの細かい指導はしていませんが、子供がコーチの言うことを聞きながら、自分で日々の練習をしながら成長できる、NEXUSにはそういう遡上が着実に出来上がってきています。
最近のNEXUSの練習はある程度、順序が決まっていて、キャッチボールの後は、1,2年生(低学年・主にテニスボールやTボールを使用)と3,4,5年生(中、高学年、軟式球を使用)に分かれます。それぞれ打撃、守備練習を行い、最後は試合形式という流れがオンシーズンの通常練習という形になりつつあります。
低学年は親御さんも含めて一緒に楽しくというのがベースにあって、子供達は自由気ままに野球を楽しんでもらうことが基本です。野球の楽しさはボールが取れる、打ったボールが遠くまで飛ぶ。子供は単純にそれに一喜一憂しますが、それを繰り返しているうちに野球に夢中になっていきます。一緒にプレーする親御さんもお子さんの野球に夢中になっている様子も散見され今日も子供以上にお父さんのハッスルプレーも見ることができました。草野球の延長こそが低学年が目指すNEXUSの野球スタイル、行く行くはお兄ちゃんたちのような選手を目指して今は親子でとことん楽しみ尽くしてほしいですね。
高学年は、野球というゲームを楽しむということがベースになります。野球は打撃、走塁、守備とやることがたくさんあります。考えることもたくさんあります。たくさんの要素を積み重ねてはじめて試合で勝利することができます。4年生以上の子供達はこの先の試合を意識しながら相手投手に合わせて打撃タイミングを取る、投手の癖を盗んで盗塁するなど自分達で試合に勝つための要素技術を日々蓄積しているようです。今日も盗塁を刺すためにウエストしてみたり、リードを大きくして牽制をもらってみたり、ボールを振らないようにお互いに声掛けしたり・・・指導者は断片的なコメントしかしませんが、子供達が今いる仲間の中で成長を求め、確実にチーム力を高めています。一方軟式球に触れて数か月の3年生は、目下、皆投手に取り組んでいます。13mの距離をストライクを投げることは簡単ではありませんがNEXUSではやりたいと手を上げる子供に少なくとも練習では投手を経験してもらい、一定の条件を満たす子供から試合にデビューさせていく予定です。みんながピッチャーができる日が来るのか・・・成長を楽しみに待ちたいと思います。
来週以降対外試合も入ってくる予定です。今の子供達の実力を測る意味でも、どんな試合をしてくれるか楽しみでなりません。
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