濃密な時間(12月5日練習)

 4年生以上は、試合の設定がなかったため、いつものグランドで練習となりました。まずは、今夏から利用させていただいている荏田西グランドの使用が今年最後となることから、グランド及び管理していただいている方々へ感謝の意味を込めて場内のゴミ拾いを行います。今は、コロナ感染予防などを踏まえてあまり地域と交流を持てる場がありませんが、私達がこうやって子供達と共に活動できることは、一重にこの地域にお住いの方々の活動への理解、子供の健やかな成長を願ってのこと。普段練習で使っているので当たり前の環境のように思えますが、専有できるグランドはこの地区ではとてもまれであり、グランドをお貸しいただけることに感謝の念を持つことはとても大切なことと考えています。


 今日は3年生以下の子供達は基本的に午前中に活動していますので不在、4,5年生もいつもより欠席者が多く、最近のNEXUSの活動では見られないような少数での練習となりました(一部試合後の3年生が自主的に参加してくれました)。人数が少ないからできないこともありますが、逆に人数が少なければ密度を上げて練習することもできます。今日は指導者陣もそれぞれ分かれながら個々に様々なメニューを設定して、守備、走塁、バッティングといつも以上に基本から応用までの技術を磨く時間を割いた練習となりました。守備が苦手な子供には、ゴロの取り方について基本に立ち返って練習してもらったり、スイングが鈍い子供達には、Tスタンドを使っていつも以上にしっかりとバットを振ってもらいました。子供達もいつもと違うきつめの要求に少しフラフラしながら、でも必死にそして笑顔でバットを振り続ける姿が印象的でした。


 私達指導者が勝手に感じていることかもしれませんが、常に子供達と一緒の目線で活動することを大事にしてきているため、日々子供達との信頼関係が深くなっている気がしています。だからコーチが少しくらい厳しい要求をしても(怒っているわけではなく、難しい課題を設定しても)、子供達も「そんなのできない」というのではなく「よし、やってみよう!」と立ち向かってきてくれます。その目はやる気に満ち溢れているのです。すごく指導者冥利に尽きる瞬間です。こうやって手塩にかけて育てた子供達がこの後もっともっと大きな選手に成長してくれることを私達は願ってやみません。


 最後は大人がピッチャー役となり、シート打撃を行いました。昨年は緩いボールも怖がってバットを振れなかった子供達がドンドンバットの芯でとらえて外野まで飛ばしてくれました。ピッチャーである私の衰えなのか、それとも子供達の成長なのか・・・(笑)。もちろん後者であるはずです。3年生以下の子供達も確実に追い上げてきていますが、追われる上級生も同じように成長しています。来年は6年生のフィールドでの試合が中心となります。もっともっと強い球を跳ね返すだけの体を冬場に頑張って作っていきましょう。私も一緒に鍛え上げて子供達の一歩上を行く、投球技術を取り戻したいと思います・・・というのは冗談ではありますが、でも子供達と一緒になって今一度体を鍛えてみたいと思います。NEXUSでは、子供達と一緒に大人が活動することは大歓迎です。今はひっそりとご覧になっている保護者の皆様、特に冬場はドンドン子供達のトレーニングに参加してみてください。お子さんもきっと喜ぶはずです・・・


 今年の練習も残すところあと3回。朝晩の冷え込みも厳しくなってきており、体への負担を考えるとあまり無理をさせられない時期になってきています。少しの温かい時間を大切に、もう少し実戦中心の練習を磨いていきたいですね。

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