先週の日曜日は3,4年生の試合が行われましたが、ブログを書ける人がいなかったので、ブログは無しとしました。協力の積み重ねで運営するチームとして、できる人ができる協力をするわけで、誰もできなければそれはそれで良いとするのが私達のモットーです。もちろんブログはなくとも子供達がしっかり野球を楽しめる環境はきちんと確保しています。そこさえしっかりしていれば、あとはやれる範囲でみんなで運営すれば良い、そんなチームでいたいと思います。残念ながら発展中の3,4年生チームはまだ中々勝利をつかめていませんが、チーム内には監督からたくさんの希望の芽があったことのコメントがありました。きっとその芽が花開くのもそう遠くないでしょう、長い目で子供達の成長を見守り、促していきたいと思います。
さて、今日は4,5年生の試合であるあじさいカップの3試合目。前回に続き、強豪チームで地区優勝などの実績も多い花の台フラワーズさんをお迎えしました。フラワーズさん、遠路NEXUSのホームグランドにお越しいただきありがとうございました。あいにく、想定外の小雨の降る中での試合となりましたが、双方、選手は雨も関係ないという雰囲気で試合に臨んでくれました。前回あじさいカップで大敗を喫し、4年生も5月に入り中々勝利に結びつかない試合が続いています。負け癖とは怖いもので負けに慣れてしまうと子供達もすぐに諦める思考に陥りがちです。ですので今日は強豪相手とはいえ、特に5年生には勝利に向かっていく姿勢を4年生に見せてほしいと期待をこめ、5年生中心の先発メンバー構成でのぞみます。ただ選手の調子も上下はあります、打線のつながりを見極めるのは監督コーチの重要な仕事、いつも同じではなく、打順や守備位置を少しずつ入れ替えながら個人の力だけでなくチームの力が一層発揮できる工夫をしています。私たち指導者にとって、NEXUSでは4番は最強打者というよりは、4番目のバッターという位置づけですが、それでも子供は4番という順番に自覚と誇りを持っていたりします。4番で打てないと「4番の仕事ができなかった」と自分ノートに書いている子供からすれば、その順序が変わると「降格」?みたいに捉えられてしまいそうですが、、、そういうところは子供達とコミュニケションをはかりながら、理由や位置づけをきちんと伝え、子供の心のケアも大事にしていきたいところです。
試合ですが、今日は、これまで先発をあまりやりたがらなかった子供が先発をやらせてほしいと発した言葉を粋にとらえて、先発投手として送り出しました。硬さや味方のミスもあって早々に失点、さらにピンチという場面で大量失点か・・・というところで三塁手が強烈なライナーをつかみ(キラキラ①)、さらに飛び出したランナーもアウトとして、なんと美しいダブルプレー。1点でピンチを脱します。裏の回では、これまたかき回してもらうことを期待して説得した(本人は1番を嫌がっていたのですが)選手が期待通りに出塁、俊足で進塁を重ねて、右打ちが左打ちかで深く悩んでいる4番目のバッターが「今日は右!」と言って入った打席で、見事にタイムリー(キラキラ②)を放ち早々に追いつきます。ここまでで子供達は今日はやれるかも!という雰囲気になってくれました。2回にも1点失点しますが、追加点は今まで、練習しても中々上手くできなかった前進守備のバックホーム(キラキラ③)でアウトにしてくれます。その流れもあり、裏も1点取って追いつくと、3回からはピッチャーがさらにエンジンを上げ、伸びのあるストレート(キラキラ④)で抑えて流れを作ります。迎えた3回裏、春から悩める大砲が久しぶりに外野の頭を超える放物線を描く打球を放ち(キラキラ⑤)、ついに勝ち越しに成功します。その後2番手ピッチャーの力投、俊敏性と足の速さを期待して守備固めとして出場した4年生の体を張ったファインプレー(キラキラ⑥)で最少失点に抑え、迎えた最終回、打順を4番目から6番目に下げた選手が不振脱出のきっかけとなるようなタイムリー(キラキラ⑥)を放ち追加点。勝ったかなぁと思った最終回2アウトから思わぬピンチを迎え、力んだピッチャーのボールはワンバウンドして大きくはねてキャッチャーの後ろへ、、、、逆転負けの悪夢がよぎった瞬間、捕手とカバーに入った投手の見事な連携から飛び出したランナーを見事にアウト(キラキラ⑦)にしてゲームセット。子供達だけでなくチームに関わる皆が幸せになれる瞬間をもたらしてくれました。キラキラと失敗はいつも相殺されるわけで、キラキラが上回れば勝利が得られるんですね・・・それにしても練習で上手くいかないことが試合でできるっていう、、、子供の力と成長力に驚かされるばかりです。相手は強豪チームとはいえ、教育リーグでの試合ですので、単純に力を測れるものではありません。ただ双方がしまった試合展開を繰り広げる中で接戦を演じ、勝ちを得るまで集中して試合に挑戦し続けた子供達を素直に誉めてあげたいと思います。おめでとう!頑張ったね。
子供達の野球です、良い日もあれば悪い日もあり、実力上位のチームに勝てることもありますが、逆もあるはずです。今日はたまたま良い日だったのでしょう。でも良い日を作れるということは可能性があるということです。明日は4年生中心と低学年生のオープン戦があります。今日の試合で4年生が何かを感じ、前向きに試合に向かってくれるでしょう。明日も良い日でありますように!!
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