はばたけ!金の卵たち

 今日は、多摩川フレンズさんをお招きしてのオープン戦となりました。1つは4年生を中心とした通常形式の試合、もう一つは2年生以下のトスベースボール。5月に入り毎週のように試合が組まれている中、オープン戦を組むのにはそれなりに訳があります。今NEXUSが主に参加している試合は、一般ルールでの公式試合。対戦相手とある程度対等に試合を進めるためには、出場機会が限られる子や出場できない子がいます。6年生に至ってはどの試合も出場資格(5年生以下)すらありません。なるべく、全員に試合を経験してほしいという気持ちもあり、多少無理のある学年もあるのですが、昨日試合の大部分に出場した選手をのぞいたメンバーを中心に試合を組むことにしました。4年生中心という試合に6年生や5年生の出場をお願いするのは心苦しい面もあるのですが、フレンズさんにもご理解いただき、なんとか出場させていただくことができました。多摩川フレンズさん、試合にお越しいただき、また変則的なルールにもご理解いただき大変ありがとうございました。


 まずは4年生中心の試合ですが、最近試合を勉強中の4年生には格好の実戦練習、なかなか公式戦では出番の回ってこない子供が投手で登場したり、守備位置もテストケースとしていろいろ試させてもらいました。上手くいった子、そうでない子がいると思いますが、オープン戦はPCG同様経験を重ねる場、まずはやってみることができたことに満足感をもってほしいところです。子供達からは目をキラキラさせながら、いろいろな言葉が聞こえており、コーチとしても嬉しい気持ちになりました。また試合機会のなかった6年生も快音を響かせ、また軟球での練習を始めたばかりの3年生も1打席ながら打席に立つことができ、十分とは言えないまでも試合の感覚を味わう良い機会となったと思います。


 その後は1,2年生の試合。筆者は久しぶりに練習の段階から1,2年生に混じって様子を見ました。まずはお父さんたちの参加率もさることながら、子供達の接し方が上手なこと・・・本当に申し訳ないのですが、結成時のコーチ陣が中々じっくりと対応できないことが多い中、私たちのエッセンスを理解して、子供達を楽しませる練習に取り組ませていただいており、私たちが描くチーム像がしっかり浸透しているんだなぁと感心してしまいました。私の方は、突然出てきてあれやこれや言うのも恐縮な気持ちでしたが、やはり「ボールを飛ばすエッセンス」だけは大切にしてほしいという気持ちから少しだけそれぞれの子供達に「コツ」を伝授します。上手く伝わった子は気持ちよーく外野でボールを運んでおり、1,2年の素直な時期にそのコツをつかんでくれれば、この先もずっと野球を楽しんでもらえるなぁと思いました。

 

 試合では、コーチからの指示は「全員ホームラン狙い!」「守備は、声を出して捕球。怖かったらグローブに当てる」「みんなで元気よく楽しく、、、で勝てたら最高!」と声をかけ希望に満ちた金の卵たちがグランドに飛び出していきました。良いプレーも上手くいかないプレーもたくさんありましたが、今は必死にボールを追いかけ、バットを振っていればよい時期。ただただ元気よく野球を楽しんでくれていたように思えます。チームの上級生は3,4年生から始めた子ばかり、そういう意味で今の1,2年生はNEXUSのゴールデンエージかもしれません・・・今の練習を積み重ね、そして基礎を積み上げて学年が上がれば、今よりも一層強いチームが生まれるかもしれない・・・強さを求めるチームではありませんが、今のままで強かったらなんと素敵なチームでしょうか?私たちの夢は膨らむばかりです。


 残念ながら2試合とも僅差で負けてしまいましたが、勝敗なんて来週になれば忘れてしまうもの。それぞれの子供の脳裏に浮かぶ高揚感、良いプレーをしたその手のひらの感覚を体にしみこませて、また来週から試合や練習に取り組んでいければ良いですね。最後に今まで「絶対に入部しない!」とへそを曲げていたある部員の弟が今日の試合の出場であっという間に入部を決意してくれました。その喜びをずっと持たせ続ける責任はとても重いものですが、チームは子供が作るもの。子供同士が協力し合って、楽しい、良いチームへと成長してほしいと思います。(試合に没頭しすぎて写真を撮るのを忘れました・・・)

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