今日は明日試合予定の3,4年生を除く低学年生と高学年生が参加しての練習となりました。春から試合中心の活動が続くNEXUS。実は試合の後に試合で上手くいかなかったことを練習したいのですが、中々そこに時間をかけることができていません。今日は人数が限定されていたこともあり、それぞれ課題の克服に多くの時間をかける練習となりました。
とはいえ、低学年生に反省という言葉は不似合いです。それよりは「もっとこうしたい!」「もっとこうなりたい!」という前向きの姿勢を持ってもらいます。今は、欠点を補うのではなく、一層よかったところを伸ばしてもらいます。ボールの取り方、投げ方、打ち方、さらには走塁の仕方。もっと上手くできるための基本エッセンスがたくさん詰まった監督直伝のレッスンで高学年側の練習についていた筆者にもキャーキャーワーワー楽しそうな声が聞こえてきました。おまけに子供達と一緒に練習しているお父さん達からも快音が(笑)。そうなんです低学年は子供同様にお父さんにも動いてもらっていますので、なぜか野球も上達しちゃったりするんですよね・・・NEXUSは当番はありませんが、お父さんの参加は自由です。子供と一緒にお父さんも野球が上手くなっちゃうなんて素敵です!
高学年生は、コーチが見た課題について、中々個々にケアできてこれませんでしたが、今日はじっくり課題に取り組んでもらいました。細かい話は抜きにして「キャッチボールをしっかり」「外野フライの距離感」「体軸、体幹を意識したスイング」「得点をとられない(取るため)ための戦術理解」というチームとしての課題に一つ一つ子供達に向き合ってもらいました。効果はすぐに出るものではありませんが、数をこなすことで克服できる課題もたくさんあります。エッセンスはきちんと伝えました、あとは子供達が自分の中でどう消化するか・・・この後の成長が楽しみです。
NEXUSは活動3年目となり、長い子は3年弱チームで野球を続けています。まだまだ成長過程の子供もいますが、伸び悩んでいる子もいます。一定期間は継続的に練習してれば試合で動くことはできますし、楽しむことできます。ただ特に上級生となってくるこの時期まで来ると、試合に出ることはできても、「NEXUSでの練習=活躍」が保証されているわけではありません。週1回半日で魔法のように上手くなるわけではなく、それ以上を目指したければ、個々の上手くなりたいという気持ちと努力が必要になります。コーチから、「「ピッチャをやりたい」、「ホームランを打ちたい」とどんなに本人が言っても、これからは君たちが努力しなければ中々実現は難しい。例えばピッチャーをやりたいと思っても、ストライクが入らなければ試合で投げてもらうことはできない。練習で結果を出さなければ試合で投げることはできない。練習で言っていることや個々の課題を自分が理解できていないならばコーチに相談してほしい」と少し現実的なコメントを子供達に投げかけてみました。私たちNEXUSの指導者は決して子供達を好き嫌い、上手下手で差別することはありません。練習でチャンスは平等に与え、成長度合いを測ります。ただ相手があるものにおいては、ボールが届かない、ストライクが入らないピッチャーはさすがに試合には出せないのです。そこの気持ちはきちんと子供達に伝え、そこに達するための協力はもちろん惜しみません。
課題を明確にし、その克服プランを伝え、それを実行する。それの繰り返しことが子供やチームの成長につながります。まさに仕事のPDCAサイクルそのものです。野球での団体活動、個々の成長、今私たちが子供とともに取り組んでいることはまさに社会生活そのもの基本と同じなのだと思います。そこに軍隊的な規律や強制要素は不要なんですね。改めてここでの活動が子供達の将来の基盤となってくれることを合わせて期待したい思っています。(最後は少し硬い話になりました・・・)
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