お盆休み期間ということもあり、帰省や行楽などお休みの子供も多い中での練習となりました。そういうこともあり、普段と違う雰囲気がたくさん・・・NEXUSは練習や試合の参加を何ら義務付けるチームではありません。むしろ、そういう理由で休むことはとても大事なことだと思います。家族が野球だけに左右することが今の社会の中で望ましい姿ではないはずですし、家族の支えがあっての子供の野球、普段野球に家族の時間が割かれることも多い中で、逆に家族の時間もしっかり持ってほしい(家族がNEXUSの活動にとらわれすぎないでほしい)というのは、私達の切なる願いでもあります。
1つめは普段はほぼ皆勤で参加しているキャプテン。だいぶ前に友達と遊ぶ約束をしていたようで、本人は欠席、お父さんのコーチと弟だけが参加。学校の友達との時間も大事ですよね。いろいろな「大事」を大切にしながら、バランスの良い小学校生活を送ってくれればそれで良いのです。どんな約束で何をしたのか、後日笑って聞いてあげれば、子供もきっとたまに野球を休んで別の遊びをすることも楽しいものだと感じてくれることでしょう。
2つ目は、夏休みということで、横浜の親せき宅に遊びに来た、北海道の子供が練習に飛び込み参加してくれました。自己紹介から恥ずかしそうな少年、「北海道から来ました」というと皆が北海道?ってどこ?というような物珍しいような目で・・・少年は恥ずかしそうにしていましたが、NEXUSの子供達は体験の子供などゲストを迎えるのがとても上手ですね、適度な距離間でいつも通りに仲間として受け入れてくれ、本人もみんなについて行きながら楽しんでくれたようです。北海道では、野球に興味があっても中々プレーする機会がないようですが、北海道ではない35度の気温の中、顔を真っ赤にして最後まで参加してくれました。こういったきっかけや思い出が将来野球をやってみようかな?と思わせる人時になってくれたら嬉しいですし、仮に野球に関わらなくても横浜で友達と楽しく野球をやったひと夏の思い出になればそれでも十分だと思います。
さて、練習ですが、暑さもありアップ、ボール遊びの後は、3年生以上と2年生以下に分かれて、守備、打撃練習を行いました。上級生は最後の1時間は子供達が自由に課題に思えることを練習してみることにしました、コーチからは、「自分に足りないものを補う時間にしよう。コーチに声をかけても、友達同士で練習しても、自分一人で練習しても良いので、自分たちで考えて練習してみましょう」というと、、、5,6年生を中心にゲーム形式を始めたり、最近不調の4年生はバッティングの課題に熱心に取り組んだり、軟球の試合を始めたばかりの3年生は投手や捕手の練習に取り組んだり、各々に練習に取り組んでくれました・・感想を俯瞰してみると、結果的に5,6年生は悪ふざけで終わったようですが、逆に成長過程の3,4年生の熱心な気持ちがコーチに伝わる時間でした。子供達の「成長したい!」の気持ちとそれにしっかり答えたいというのは私達指導者がとても大事にしていることです。そういう意味で遊んでしまった子供がどうこうではなく、成長を渇望している子供にしっかり答える時間を持てたことを前向きに、また今日の練習を振り返って5,6年生の中にはいろいろ自主練習の意味を考えた子もいるようですから、今後の変化にも期待が持てるという意味でも良い時間だったと思います。
低学年の子供はその時間は親子野球をやってもらっていましたが、暑さと疲れも見えてきたので、コーチが日陰に子供達を集めて少しお話の時間を作ってみました。NEXUSでは3つの大事なこと(メリハリ、尊重、感謝)を特に結成当初は定期的に子供達に説明してきましたが、低学年の子供には中々そういう時間が持てていなかったので、「今野球が楽しくできる子供達の環境への感謝」し、「限られた仲間と楽しく野球をするために友達を大事にすること」など少し硬めのコーチからの説明に子供達もウンウンと頷く姿が・・・可愛いというか、健気というか、少しでも伝わったかなという顔をして聞いてくれました。最後にコーチが、「NEXUSで6年間野球をやり続けた時に小学校の野球が楽しかったなって思ってほしい、できれば、このグランドはじっこに置いてある車までホームランを打ってほしいなぁっ」て言うと、「できるかな?」とか「やってやろう?」とかそんな顔をしていたので、そういえば「○○は、入ったときは宇宙まで飛ばすって言ってたけど、行けそう?」って聞くと、今は2年生になったその子は1年生で入ったばっかりの時に言ったことを蒸し返すなよ・・という照れ笑いをしていました。この照れ笑いは1年間で少し物事が分って大人になった証なんだと思います・・・でも私は、宇宙まで飛ばすというその気持ちは現実的にどうであろうと、その気持ちや夢は持ち続けてほしい!、それを目標にバットを振り続けてほしい、、、あの時の少年の一言こそ、NEXUSが目指す姿、みんなそこを目標に一生懸命バットを振り続けてほしいですね。
0コメント