今日はあじさいカップ(4,5年生)で市場ハリケーンズさんと試合をさせていただきました。この地域では強豪と呼ばれるチームさんでリーグでも無敗のチーム。普段相手をあまり気にしないNEXUSの子供達も少し硬さの見られる表情でした。
前回のブログにも書かれていますが、前回の試合は学校や体調の問題で出場できなかった子もいて、「野球ができること自体がとても喜ぶべきこと」ということを強く感じたようです。今年はNEXUSもかなりの試合数を重ねており、定期的に試合の機会があることが試合の喜びが薄れているのも事実、改めて監督が「どんな強い相手でも野球をやれることに喜びを感じ、一生懸命プレーしてNEXUSらしい楽しい野球をやってみよう」という声掛けに子供達も勇気を持って試合にのぞんでくれました。
試合は、エースピッチャー相手に、前回出場できなかった子供達がそのうっぷんを晴らすようにしっかりミートして「今日は打てるぞ」という機運を盛り上げてくれてスタートします。その後の守りでは、これまでたくさんの試合に登板してきたピッチャーが今までに見たことも無いほどストライクが入らず・・・四死球を連発してしまいます。本人はとても緊張して、体のコントロールが効かなかったとか・・・これも勉強ですね。それでもなんとかストライクを取り、周りの守備にも助けられて1回を終えます。
2回以降はNEXUSのもう一人の主戦投手がライバルの不調に奮起したのか躍動感ある投球でゲームを締めてくれました。その流れに乗ったのか、守備にもキラキラプレーが満載。挙げられるものはたくさんあるのですが、なんといっても今日一番のキラキラは、フラフラっと上がったライトフライを好捕した5年生。本人曰く気づいたらボールがグラブに入っていた感じだそうですが、春からずっと外野フライの練習をしてきた子で中々試合では結果が出なかったのですが、そんな彼をみんなが知っていて応援しきてきたので捕ったときは全員で大喜び。野球の楽しさってこういうことですよね。みんなにあいつがやれるなら、俺もやれるぞ!という勇気を与えてくれました。その後もハリケーンズさんの鋭い打球を何度も好捕してくれた子供達。ゲッツーを捕ったり、打席でもヒットも打てましたし(何度もヒット性の当たりを好捕されてしまいましたが・・)、盗塁にも果敢に挑んでくれました。
結果は10-0で地力に勝るハリケーンズさんには叶いませんでしたが、6イニングをしっかりプレーしきった子供達は、終わった後「負けたけど楽しかった」と言ってくれました。私たちコーチも「結果は10-0でも点差を感じさせないほど楽しいプレーを見せてくれたね」ととても清々しい敗戦でした。ハリケーンズさんの堂々とした試合運びにのせていただいて、NEXUSの子供達も「良い野球」をさせてもらったのだと思います。私たちが目指す野球はこういうものなんだろうと改めて思わせてくれる良い経験でした。市場ハリケーンズさん、会場設営をはじめお相手どうもありがとうございました。
ここのところ敗戦続きのNEXUS5年生チーム。監督は、勝たないと大好きなカレーが食べれないゲン担ぎをしています。監督にカレーを食べる機会を作ってあげられるように次はもっと良い試合をして、「楽しく勝てる試合」を目指そう。この野球を続けていけばきっとその先に勝利はあるはずだよ。
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