週の中日の祝日。運動会で欠席という子も多い中での練習となりました。今日はキャプテンも運動会というところで不慣れながらも副キャプテンが大きな声を出してグランドに挨拶し、練習を開始します。先週ほぼ全員が試合を行ったせいか、なんだかまとまりの良い雰囲気の子供達。全員が近づいて柔軟をしている姿が印象的でした。
ウォーミングアップの後は、先日ちょっとしたアクシデントがあり、その反省を基に全員でボールのよけ方のトレーニングを行いました。もともとボールを人に当てるスポーツではなく、テニスボールとはいえ、あえてボールを人に向けて投げることにコーチは何とも言えない違和感(笑)を覚えましたが、子供達は楽しそうにボールに当たってました。やはり、意図せずケガをしたとしても、致命傷とならないために、学ぶべきよけ方があります。特に低学年生を中心に早めに体に身に着けてもらえると良いと思っています。
その後は3年生以上と2年生以下に分かれての練習です。3年生以上の子供達には、先日の試合の反省点を監督コーチが分析し、他のチームに比してNEXUS特有の穴を克服してもらえる練習に取り組んでもらいました。すぐに効果は出るとは思いませんが、徐々に体が反応してくれるようになるはずで、少しずつ継続的に頑張って練習していこう。
2年生以下の子供達ですが、世代により差があるのかもしれませんが、今の1,2年生は比較的野球の習熟が早く、とても野球にのめりこんでいます。これまで1,2年生には肩肘の骨の成長を考慮して基本的に軟球を触らせることがありませんでしたが、2年生を中心に軟球に触れる機会を少し持ちながら春には上級生のグループに入ってもらえることを目指して練習に取り組んでいます。とはいえ、ケガをしては意味がありませんので、今一度手首、肘、肩の稼働と下半身主体のスローイングを丁寧に復習しながらキャッチボールに取り組んでもらいました。その後は距離を延ばしたり、ベース間でボール回しをしたりしながら、少しずつ軟球でのプレーを練習しました。今後も継続しながら、みんなで徐々に成長していこう。その後はバッティングと試合形式を行って、練習終了。
練習後にコーチから子供達に2つの大切なことを伝えました。1つ目は、「友達を大切にすること」。前述の通り、野球にのめり込み、一生懸命練習して上達している子が多い中で、やはり技術の差というのは存在します。NEXUSがかかげる尊重とは、技術の差があっても、その子が必死に頑張っていればそれは、上手い下手に関わらず応援し共に楽しんで一緒にプレーをし続けることなのです。とはいえ、まだまだ低学年の子供達にはストレートな表現が思わず口から洩れてしまう場面が多々あります。本人に他人を傷つける意図はまったくありませんが、ただでさえ、上手くいかずに落ち込んでいる子供が聞けば、それはとても辛辣に聞こえる発言になってしまうのです。上手いから偉い、下手だから見ていろ、という気持ちは早い段階で消し去ってもらいたい・・・これが私たちがNEXUSで活動する子供達(もちろんコーチや親御さんにも)に求める活動の姿勢なのです。相手の気持ちを慮って、思ったことを発するのではなく、相手を慰める、もしく勇気づける声をさりげなくかける、、、こういう配慮ある人間に成長してもらうことこそ、私たちがこのチームを興した根本であります。技術があるからこそ、心の成長も継続して促していきたいと思います。もう一つは「道具を大切にすること」。特に低学年は、親御さんがたくさんお手伝いをしてくれています。エラーしてもボールを拾ってくれることがほとんどです。。。なので、自分が逸らしたボールを見過ごしたり、終わるとそこいらにポイと置いて去ってしまうことも多いのです・・・子供達には「NEXUSの道具は、もらったものではなくて、みんなのお父さんお母さんがお金を出してくれて買っているもの。みんなが大事にしなければ、練習するボールが無くなって練習できなくなるよ」と伝えてみました。みんな、改めて、「そうなんだ」と思ってくれていたような顔をして聞いていました。エラーしたら自分でボールを捕りに行く、練習が終わったらちゃんと片付ける。これからみんなで心掛けていこうね。
NEXUSは4年目に入って、1年生から6年生までが揃うようになりました。低学年のうちに基本的な技術とマインドを身に着け、高学年になってからは技術の向上にみんなで取り組んでもらえれば、チーム全体として総合力が高まると思っています。その段階段階において適切なサポートにより、子供達をあるべき姿に成長させていくこと、継続していけばきっと自由で楽しく、そして強いチームになっていけるはず、、、まだまだ楽しみは続きます。
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