負けたら終わり・・・の意味がわかったかな?

今日は、フリースタイルベースボールクラブさんにご紹介いただき、相模原まで遠征して、34相模原球場で神奈川オープンふれあいTボール大会に参加させていただきました。横浜からの参加ということにも快く参加を認めていただいた関係の方々に感謝申し上げます。


この大会は4年生以下でTボールルールで予選、本選と戦う1デイトーナメントで、27チームが参加して行われました。NEXUSは連盟にも所属していませんので、上級生も含めて、開会式に参加したことも無いですし、プラカードも慌てて作ったほどでしたが、子供達には大会に参加するという実感も持ってもらえる良い機会でした。そもそも本当の球場で試合すること自体がとても貴重なことでありますが、そこは子供には中々わからないかもしれません・・・


今日は4年生以下の子供達全員を対象にチームを構成します。NEXUSは全員野球で勝利を目指すチーム。参加機会の多可はありますが、試合前のメンバーを示すボードには全員の名前が記載されて呼ばれ、返事の声にも試合に燃える気持ちが表れる声が聞こえました。このドキドキを感じて、日々の練習に邁進してもらえるきっかけにしたい・・・これが私たちの本音です。その中でできれば勝たせてあげたい・・・これは親心です。


まず4チームでの予選トーナメント。コーチからは、どのチームよりも楽しんで、そして全力疾走で頑張ろうと声をかけて、気持ちをそろえて試合に臨みます。1回戦では、気合十分の子供も、試合が始まると浮足立ったのか、思いがけないエラーや暴投・・・見えない緊張感、慣れないボールに球場、いろいろと魔物がひそんでいるんですね。それでも条件は相手チームも同じ。双方ミスや好プレーがありながらも、少しだけボールが飛んだ方向がよかったり、少しだけ一生懸命走った分得点につながったり、もちろん大きい当たりを放ってくれた子もおり、勝利をつかみとりました。まずは初勝利おめでとう。


1勝で急に優勝を意識し始める大人と子供・・・夢のある話をしながら、昼休みを過ごさせてもらいました。2時間後の試合と聞いて、鬼ごっこやグリコで遊び始める子供達、試合前にヘトヘトになるのでは?と思いつつ、これもNEXUSなんでしょうね、こうやって学年や学校など気にせずに仲良く遊べる子供達がとても素敵で愛らしく感じました。


決勝トーナメントをかけた2回戦では、相手チームの堅い守備とソツの無い攻撃に対し、思うようにプレーができないNEXUSの子供達・・・残念ながら負けてしまいました。子供達は「勝てば5試合する」という監督の言葉のうち「勝てば」という意味がわかっていなかったようで・・・試合が終わると、えっ、次はどうするの?と聞いてきます。「コーチが負けたからもう試合は無いので、帰るんだよ」と伝えると「えっ・・・・」とぼうぜんとした様子の子供達。トーナメントとはそういうものなんだよ・・・ということは説明はしませんでしたが、肌で感じてもらえたとは思います。次は負けられない緊張感を持って試合に臨んでもらえるかな?まぁ、勝ち続けることができるのは27チーム中1チームだけ。負けが悪いわけではなく、試合の緊張感を楽しんでもらえればそれでよいのです。試合後の子供達はもう少し試合をしたそうに見えましたが、次の試合を楽しみにしてもらえることこそが私たちの活動の原点でもあります。


3年生や2年生の子供達に、「また来年も参加できるようだったら、今度は君たちが主役なって、優勝目指そうね」と伝えるとキラキラした目で「うん」と答えてくれました。それが一番大事。その1球、その1打が勝利をつかむうえでどれだけ大事か。その瞬間がその子にとってどれほど楽しい時間か。試合を重ねながらわかってもらえたら今日はどの子にも実りある1日になったのだと思います。


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