昨日からの雨の影響でグランドは水浸しの状況・・・先週も土日と練習や試合機会が雨で流れたこともあり、全体練習としては中止となりました。とはいえ、きっと体を動かしたい子供もいるはずということもあり、監督コーチで1時間ほどグランド整備を行って自主練習という形で活動を行いました。通常は自主練習はブログにすることはあまりしませんが、今日はもう一つイベントがあったので特別編として活動記録を残すことにします。
今日は文字通りの自主練習。練習をやりたくてたまらない子がたくさん集まってくれました。今の指導テーマは基本の振り返りと将来に向けた基礎技術の習得。高学年、中学年、低学年と別れてそれぞれに特に守備の基本技術を磨くことに主眼を置いています。高学年は今まであまり練習してこなかった外野フライの練習をみんなで繰り返し取り組み、中学年は、フライとゴロの基本姿勢と様々なバウンドになれる練習を、低学年は、基本とともにボールに目を鳴らすことができるように柔らかいボールを使ってスピードのある打球に反応する練習を繰り返しました。至る所から聞こえる大きな声、泥だらけになっている膝をみれば少しずつボールに向かっていく姿勢ができてきたのではないでしょうか?実は私たち指導者はもともと子供たちに恐怖感を与えてはいけないと、子供たちが取りやすいボールばかりを練習させていました。でも実際、試合ではそのレベルをはるかに超えた打球が飛んできます。そういう意味でケガをする危険性を過ぎた段階で、ある程度怖さを克服する練習も必要だということに気づきました。現時点でいわゆる強豪チームとの差は、ボールへのアクションの差であることは明白で小さい子供でも強いボールをしっかり処理できているのは、目が慣れているからなのです。怖さがあるのにそれ以上を強要すればイジメでしかありませんが、子供が向かってこれるぎりぎりの打球で練習させることが今の子供たちに必要と考えています。そのための基礎技術を繰り返し勉強し、そして強いボールを裁くことで自信をつけさせていく、その繰り返しを大事にしていきたいと思います。
最後は来週公式戦を控えた3,4年生向けにTボール形式の試合練習を行ったり、5,6年生対大人でTボール試合を行ったり、自主練習ならではの大人も子供もみんなで楽しめる野球を行って練習終了。気づけば17時を過ぎていて・・いつもより密度の濃い練習をしたのかもしれませんね。ケガから復帰してきて元気な姿を見せてくれた子、自分の子供は別の習い事をしていて欠席なのに練習の手伝いに来てくれたサポートコーチ、チームは皆が前を向いて元気に一歩ずつ前へ進んでいる気がします。さらに大きな一歩にするためには子供たちが自分の頭で野球を考え、そして自分で少しでも練習してみるようになれること。受け身ではなく、自らが前に出る積極性を持ってもらえるように促していくことが私たちの次の課題なのかもしれないと、今日の練習後の子供たちの泥だらけの姿をみて思ったのでした。
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