今日は久しぶりに全員揃っての練習となりました。
上級生は少し試合から遠ざかっていることもあり、実戦感を養えるように練習開始直後に紅白戦を行いました。試合前練習から試合への気持ちを持っていくところも含めて実戦感を養ってもらえる設定にしましたが、6年生は当たり前のようにさらっとウォームアップをしますが、試合慣れをしていない4年生はどうしてよいのやら・・・戸惑いを見せていました。4年生はこれまで何度も試合を見ているわけですから早くそういう動きに慣れてほしいですし、6年生はそういう不慣れな部分を見つけてさりげないフォローややさしさを見せる心の広さが欲しいのですが、、、中々私たち指導者の思う雰囲気にならないのが今のチームの課題でしょうか?とはいえ、試合が始まれば皆、目が試合にしっかり向いてくるのは良い傾向、試合に入るまでにはしっかり準備を整えてくれたようです。紅白戦のほうは、筆者は低学年の指導に回ったこともあり、聞いた部分ではありますが、良いプレーも反省するプレーもあったようです。個々が自分のプレーを振り返り、自分で考えたりコーチに助言を求めて改善していく、そういうセルフマネジメントもしっかりできるように頑張ってほしいですね。試合後は反省も含めた試合形式のノックで個々の不明点を復習していました。いろいろな指示に対して1回で理解する子もいれば、何度言っても同じ過ちを繰り返してしまう子もいます。野球には数えきれない状況に遭遇します、全てを頭にインプットすることはできなくても練習でやっていることはその場でしっかり頭に入れてほしいところ、、、野球って本当に難しいスポーツです(他が簡単といっているわけではありません・・・)。NEXUSは他の学童野球チームと比較して練習量は少ないわけで、密度と集中力を研ぎ澄ませて短時間で技術力を養うことを目指しています。そういう意味で1回学んだことをしっかり頭と体に叩き込ませる(もちろん怒声、罵声で矯正するのではなく)、そういう集中力を一層養わせることができていないことがチームの課題の1つなのでしょう・・・
一方の下級生、上級生のコメントと連動するわけではないのですが、フォーメーションプレーを中心にやっている上級生を見ていて課題としてわかっていることは、捕る、投げる、打つの基本的なプレーが習熟しきれていないために、応用編になった際に考えることがたくさんできてしまい(すなわち、状況云々ではなく、目の前のボールをどう処理するかの方に意識が行ってしまう・・)、状況によるプレーの峻別ができなくなってしまうということです。野球を楽しむことになれる段階を踏んだ子には、とにかく基礎的なプレーを繰り返して応用編に入る準備を済ませておくことがこの先のために大事なことだと考えはじめました。特に低学年の子供は練習に来たら「打ちたい」、「試合をしたい」と口々に言いますが、もちろん、それもさせてあげるけど、それだけではく基礎的で少し退屈に思える練習もしっかり取り組み、野球の基本プレーを体にしみこませることが野球に夢中になり始めた子供を学童野球の世界でプレーさせていくために大事なのだと思います。
今日は3年生から1年生が一緒に練習、さらに体験参加で2年生2人と1年生1人も参加してくれて、にぎやかな低学年練習となりました。みんなでウォームアップを行い、それから投げ方の基礎トレーニングからキャッチボール、ゴロフライ練習と続けてまずは捕る、投げるの基本を再学習してもらいました。その後は低学年の子供の親御さんにも手伝ってもらって学年ごとに基本的なゴロのノックを30分ほど行ってもらいました。途中から飽きる子も出るかなぁと横目でみていましたが、みんな声を大きく出して一生懸命ボールをおいかけていました。指導者が追い付かなくても少し数を増やして感覚を養うことも大事なのだなぁと改めて思いました。こういうことができるのも、練習にたくさんの親御さんが参加して協力してくれていること・・・周りの協力が大きければ大きいほど子供は成長するのだと思います。これだけたくさんの親御さんの支援を受けて野球に取り組める子供たちはきっと大きく成長するはず、私たち指導者としては感謝の念に尽きません。
昨日の3,4年生の試合で良い結果もあったせいか、全体的にチームに活気があって、いろいろなところから声も飛び交うようになってきました。毎回の試合や練習で少しずつでも成長感、達成感を得て、そして次の課題克服を目指してもらう。そんな練習を繰り返していけば、このチームも強豪チームとも戦える、そんな可能性を感じさせてくれる練習となりました。5月6月と試合も多く組まれることになります。たくさんの子供たちの笑顔が見られることを楽しみにしています。
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