野球ができることに感謝しよう

 今日は母の日。監督から朝一番に今日は何の日?と聞かれ、すぐに答えられる子?何の日か全くわからないという子?いろいろいます。NEXUSでは、子供たちに自分たちが野球をさせてもらっている環境には常に感謝してほしいと伝えています。今日はまさに普段いろいろなことでお世話をし、そして応援してくれるお母さんに感謝を示す日。朝のグランド挨拶の次に日頃のお母さんたちの応援に感謝して子供達から「ありがとう」の感謝の言葉を述べてもらいました・・・とはいえ、NEXUSでは、当番制も無いことから、特に練習の日は見学のお母さんはほとんどいませんで、今日は2人のお母さんだけ・・・(笑)。でも、子供たちの声はきっとグランドに来ていないお母さんにも届くように叫ばれていました「いつもありがとう!」、そう君たちのお母さんは野球に限らず、ご飯、洗濯、君たちのいろいろな身の回りの世話をしてくれているのです。それは当たり前ではないのです、しっかり自分の置かれている環境を理解し、そしてそれにしっかり感謝を示すこと、とても大事なことだと思います。折に触れてそういうことを子供たちに教育していきたいというのもNEXUSの指導方針の一つです。


 さて、練習ですが、前日からの雨もありグランドは不良。中止も予測される中ではありましたが、少しでも体を動かしたい子供たちの希望に応えるべく、外野の芝生付近を使ってできる練習を実施しました。高学年、中学年の子供達には、こういう機会をとらえて徹底的に基礎トレーニングを積んでもらっています。少し退屈なのはわかっていますが、ゴロやフライをしっかり捕るという技術がNEXUSは他の学童野球チームに比較して極端に劣っています。その部分を少しでも補うようにこういう機会で反復練習を繰り返してもらいました。至る所から聞こえる監督コーチや子供たちの声、必死に練習している姿がありました。なんとかこの練習の成果が試合で見えるといいですね。中学年、高学年とも次週は試合を控えています。試合で1個でもフライが捕れるシーンが見られることを楽しみにしたいと思います。


 低学年の子供は、それでは飽きてしまいますので、投げる、捕る、打つという3要素をまんべんなく練習してもらい、最後は試合形式とこちらは逆に同じような内容の練習を毎回繰り返しながら野球そのものを楽しんでもらうことを最優先に練習に取り組んでいます。入って1年を経過する2年生からは徐々に力強い当たりが見られるようになってきましたし、入りたての1年生もボールに慣れてしっかりゴロが捕れるようになっています。それぞれの子供の実力に合わせて次の課題を与えながら自然と成長を促していきたいですね。今日の試合の最後に少し印象的な場面がありました。まず体験で来てくれた2年生、同点の最終回ランナー満塁で打席が回ってきました。緊張もある中で見事なサヨナラタイムリーヒット!きっと印象に残ってくれたと思います。2年生までは悪いことは覚える必要はありません。良いことだけを脳裏に焼き付けて野球を楽しんでいってほしいです。最後には「僕このチームに入るよ!」とうれしい一言もいただきました。もう一つ、そのサヨナラタイムリーで負けたチームの2年生。2年生の中では頭一つ抜けた実力を持っていますが、負けた悔しさに号泣・・・まぁそういう子は上級生にもいますので不思議ではないのですが・・・素敵だなぁと思ったのはそれを見たほかの子供たち・・いやいや〇〇くんは、あんなに活躍してすごい打球打ったのに泣くことなんて何もないじゃない!すごかったよ!と口々に励ましの言葉を発していたこと。小さいうちから仲間を認め、そしてしっかりフォローしあうことができれば上級生になってかけがえのないチームワークが生まれるはず・・・その気持ちをいつまでも大事にしてほしいと思いました。


 これからは試合があったり、天候も不規則で中々思うように練習ができないことも多いですが、毎回与えられた時間と場所でできることをやって、みんなで成長していければいつまでも楽しい野球が続けられるのではないかな・・と思わせてくれる活気のある練習でした。頑張って子供たち!そしてそれを見守ってくれるお母さんいつもありがとうございます!

0コメント

  • 1000 / 1000