ここのところ週末の悪天候が続いていて、中々練習や試合機会に恵まれないNEXUSの子供たち。今日は週末の大雨の影響でグランドが使えないことも危惧されましたが、思いのほか水はけが良く、チーム活動を行うことができました。
まず午前中は2チームをお迎えして4年生以下で2試合を設定させてもらいました。おこしいただいた、いぶき野メッツさん、多摩川フレンズさん、どうもありがとうございました。チーム活動をしていてとても難しいと思えることは、様々な学年設定やカテゴリで予定した日に試合を設定する難しさ。オープン戦だけやっているならばともかく、途中で公式戦があったりもしますし、天候不良や相手チームの都合で急遽延期になったり・・・とにかく機会を設定することがとても大変なのです。野球は相手がいないとできないスポーツですが、相手チームのレベルはやってみないとわからないことがあり、本来は均衡したレベルで設定したいとは思っていても、中々釣り合いの取れない場合も起きてしまいます。そんな中今日は、普段中々試合経験を積ませることが難しい4年生以下の子供たちを対象に、同時に試合経験をたくさん積んでももらえる場を設定し、多少体力の負担がかかることを承知の上でダブルヘッダーを組んでみることにしました。特に、3,4年生は投手をやってみたいと声を上げる子が多数いて、とにかく1度投げる場を作ってあげたい、そんな気持ちもあった試合設定でした。
結果的には、練習した成果の出ない試合の流れとともに体力、気力、集中力をそがれてしまった子供たちには少々厳しくつらい経験となってしまいました。相手チームの子供たちのレベルが高く、また調子もよかったことがさらにそれに拍車をかけてしまいました。試合経験をするということにおいては、いろいろな経験や随所によい部分もあったにせよ、子供たちが「試合をすることにどれだけ前向きな姿勢と気持ちを持っていたか?」ということに私たち指導者は大いなる疑問を持つことになりました。先ほど書いた通り、相手チームに試合のお相手をお願いし、時間を割いてきてもらっている中で、相手に立ち向かう気持ちがどれだけあるのか?大差の敗戦、ストライクの入らない投手、ボールが捕れない野手、打席でホームベースから離れて立ってしまう打者、、、相手にとって相手にならないチームであっては、今後は試合を設定しようとしてもお断りされてしまうだけです・・・まだ中学年の子供たちにそういったことを中々理解させることができていないこと、そしてそんな子供たちに体力的にも厳しい2試合を設定した、私たちの責任でもあります。試合をやりたい、自分が試合に出たい、と口々に声を発する子供達、気持ちとプレーが一致して一生懸命やっていることももちろんいますが、全体的にはもう少し試合に出る心構えをしっかり植え付けさせなければ、相手に失礼ですし、やっている自分たちも面白くならない・・・まずは練習をしっかりすることからやり直させよう・・・そんな午前中でした。
4年生以下を対象と試合にしていましたので、試合を楽しみにグランドに出てきた1,2年生。3,4年生の様子や相手チームのレベルから様々な経験をさせてあげることはできませんでしたが、少しずつグランドにたって試合に参加するということだけはさせることができました。まだまだ右も左もわからず、打席に立たせてあげることもできず残念でしたが、また良い機会をみつけて試合のドキドキ感を味わってもらいたいと思います。
午後は、昨日試合ができなかった5,6年生で練習を行いました。こちらは次週以降の公式戦を意識して、先に来週の予定先発メンバーを公表してシートノックやシート打撃で試合前の調整と意識の高揚をはかりました。3,4年生の試合を見た後なのか、さすが高学年と思えるキビキビした動きや切れのある打撃を見せてくれ、先の見える良い練習をすることができました。来週の試合でこの練習と同じ内容を見せてくれれば、結果もついてくるはず・・・来週に向けて個々が気持ちを高め、そしてできる調整を行って試合に前のめりになってくれることを願っています。
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