今日は久しぶりに保木公園を使用しての練習でした。前回学んだ挨拶をみんなできたかな？はっきり言う子もいましたし、すっかり忘れている子も（笑）。繰り返し声をかけていく中で少しずつはっきり言える子が増えていければそれでよいとは思いますが、私たちはこの活動を継続していくことが大事と思います。
準備体操の後は、高学年、中学年、低学年の３つに分かれての練習となりました。高学年の子供たちは明日の試合を控えて、速いボールに合わせた打撃練習や守備練習を行い、最終調整といった内容でした。
中学年の子供たちは、さらに２つに分かれてバッティングマシーンを使った打撃練習と内野守備の練習を行いました。前回に続きバッティング練習はマシーンの対応や守備のフォローなどお父さんたちが積極的に動いてくれましてお任せすることができましたので、コーチ（筆者）は守備練習の対応に当たります。軟球を使い始めて１，２年が経つ子供たち、キャッチボールの様子を見てもだいぶボールに慣れている様子がうかがえます。一方で基本的にボールを受け止める姿勢や、ボールを追いかける姿勢は低学年の時と変わらぬ子も多いのが実情です。私たちも細かいことを教えていないわけですから当然といえば当然なのですが・・・NEXUSは、できるだけ子供に強要せず、子供がやりたいようにプレーさせることを指導方針にしてきました。とはいえ、やはり年齢が上がってくるにつれて基本的な部分はしっかり植え付けてあげることも重要と考え始めています。そこで、今日は子供たちにとにかく前に突っ込んでボールを止めることを求めてノックを繰り返しました。器用な子ほど言われたことを言われた通りにやることができず、うまくボールを捕ることに執着してしまう傾向があります。私が子供たちにやってほしかったことは、落としても、後ろにそらしてもよいので前に向かって足を動かすこと。本質的に守備は初めの一歩で勝負が決まります。なので本当は前後左右にしっかり足を動かせることが良いわけですが、そのうちの一方向にとにかく足を踏み出してボールを捕りに行くことをやってほしいという意味でとにかく前に出て捕ってみて欲しいと指示したのです。素直にやってみた子は、結果的にきれいにグローブにボールが収まり、かつ足が動いている流れで送球もきれいにできたりして驚いた顔をしていました。逆に普段ボールさばきのうまい子は、どうしても足が止まったり下がったり、捕ったとしてもコーチの「いいぞぉ」の声はかかりません・・・練習でうまくボールを捕れることが上達と考えがちですが、練習で様々な動きをしながら状況に応じたボールキャッチができるようになることが大切なのです。普段ボールが捕れない子供は今日の経験を大事に、継続してボールに向かっていく姿勢を持ち続けてもらえればと思います。コーチの言うとおりに動けなかった子は、うまくボールを捕るのではなく、言われたことをやってみる姿勢をしっかり持つことか始められると良いのだと思いました。まぁ、難しいんですけど、失敗を恐れずにやってみるということはこれからも必要なこと。失敗の怖さを戦いながら前に出ることこそ、成長への一歩なのだと思います。そのあとは試合形式などをして練習を終えましたが２時間半でも濃密な練習をしてもらえたような気がします。
低学年の子供たちは、いろいろな用具やゲーム的な要素を取り入れながら、打ったり投げたり走ったり、お父さんたちも一緒に動いてくれていたようです。娘曰く「スゴイ疲れたぁ」と、、、まぁ、終わってから疲れを感じるというのは、楽しく動き回った証拠・・・さすが監督の特別メニューです。最後のあいさつで、「５，６年生のお兄ちゃん、明日の試合頑張ってね！」とそろった大きい声が・・・・照れている上級生の様子が印象的でした。明日の試合結果を胸を張って下級生に報告できるように頑張ってほしいものです。
表題の「前に出るんだ！」とは、今日私がノックで叫び続けた言葉ですが、どの子にも前に向かって歩み続けてほしいというのは、ノックの場合だけではありません。もちろん私たちも、チームも・・・いろいろなことに取り組みながらブラッシュアップしていくチームでありたい。みんなで前に出続けよう！
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