活気ある練習風景

 今日は、4年生以下の練習でした(5,6年生は自由参加練習)。NEXUSはこの秋で結成5年目になりますが、チームの活動姿勢に共感いただき、所属している子供たちも2年生以上は既に満員(7名)、1年生も半数以上が加入している状況にあります。結成時に関わった運営、指導を担当している私たちの子供たちも6年生になり、当番制無しのチーム作りは、次の展開を考えるタイミングにあります。継続的にこれだけの子供たちに楽しませて野球をさせていくには、たくさんのお父さんの協力だけでなく、主体的に練習や試合を指揮できるコーチを増やしてく必要があります。そこで、これまでも積極的に指導に携わっていただいていたお父さん2名に主に自分の子供たちの指導をしていただく前提で正式にコーチとしてNEXUSの活動に関わっていただけるようお願いし、快諾をいただきました。私たち以上に高いのではないかと思えるほどNEXUSの掲げる思想をしっかりお持ちで、経験も技術レベルも高い新コーチの加入は子供たちに新しい刺激をもたらし、そしてNEXUSを一層魅力的なチームに導いてくれるはず・・・子供たちへ監督が紹介すると、子供達もこの方がコーチになってくれれば安心という面持ちで笑顔で拍手で迎え入れてくれました。(本日は4年生コーチを紹介、5年生コーチは昨日の試合前に紹介させていただいています)


 早速準備体操の後、チームは5,6年生の自由参加組、3,4年生、1,2年生とそれぞれに分かれて練習をはじめます。5,6年生は昨日の反省を活かして、伸びのあるボールにどう対処するかを考えながらバッティングを中心とした練習をしていました。


 3,4年生もマシンや大人ピッチャーによる打撃中心の練習。いつも以上張り切って動く4年生コーチの元気に促されるかの如く、こちらも子供たちが楽しそうに動き回りながら、快音を響かせていました。その横では、監督がピッチャ候補の子供たちに投球の基本動作を繰り返し指導していました。NEXUSでは、現在の6年生はコーチの子供たちが主に投手捕手を務めていますが、集合練習の中では指導する時間(指導の手)が足りないこともあり、実際は練習外でもトレーニングを積み重ねて今の形になっています。これからの子供たちに週1回半日練習の中で、バッテリー技術を身に着けさせるには、練習中に専門的にトレーニングをさせていくことが必要と考えています。こうやって練習を仕切ってくれるコーチが増えると、他のコーチが個別に指導ができる場が増えるわけで、こうやって練習ができれば、特殊な技能が必要なポジションも中長期的な目線で育成をはかることができることになります。合間には、中々見に来れる時間はないのですが、ものすごい経験を持ったお父さんがピッチングの個人指導に加わってくれたり、、、こうやってポイントポイントで知見や技能のある方に少しでも練習を見てもらえれば、多角的に子供たちの成長を促すという意味でもチームが活気づきます。


 一方の1,2年生。こちらは、当初から楽しみながらプレーさせることが基本ということは変わりませんが、上級生になって修正が必要になってしまう部分だけはある程度矯正してあげることも大事なことと考えています。まだ非力な1,2年生はバットを振る際にどうしても重さに負けて腕がのびきってしまうことが多いのですが(俗に言うドアスイング)、これまではこの癖を直さずに飛んでいるから良いとしてきました。ただ、中高学年になって重く速いボールが来た時にこの打ち方だと非力なゴロやそもそもタイミングが遅くてボールが当たらなくなる傾向が強くなっており、自由にノビノビが基本の低学年生ですが、少しその部分だけを感覚的に矯正させてあげる方法を考えてきました。今日はコーチの発案でセンターラインより左に打ったらすべてアウト、守備はセンターラインより右に固まってもらい、そっちに打って試合をするという形で、どうやったら意図せずに左にボールが飛ぶのを避けられるかを子供たちに考えてもらいながらプレーしてもらいました。試合という設定の中ではバッティングとしての練習量は減ってしまうのですが、アウトになりたくない子供たちはバッティング練習以上に集中して、右方向に打つために必要なバットコントロールを考えて打ってくれていました。私が思った以上にしっかりひきつけてバットをコントロールできている子も多く、またコツをつかんだ子供は右方向にも今までと同じようにノビノビとバットを振って遠くに飛ばすようなことができていました。発案した練習に効果が見られたことや子供も悩みながらも楽しそうにプレーしてくれたこと、これを繰り返せば基本的なバットスイングを個々の子供流の打ち方の中で習得できるのではと期待の持てる練習になりました。これまでいろいろと考えてきたコーチとして自己満足ではありますが嬉しい練習風景でした。


 そうやってふと周辺を見上げると、広いあざみ野西公園の至る所からコーチや子供たちの様々な声やプレーする姿が目に入ってきて、なんと活気のある光景なことか・・・長くチームに関わって、育ててきた子供たちの勝敗に一喜一憂することも増えてきた中で、改めてチーム結成の原点を思い出し、元々求めていた野球チームの活動の姿に近づいていることの充実感を感じさせてくれる練習となりました。たくさんの協力いただいている皆さんに笑顔が届くように、チームは一歩一歩歩みを進めていくことを願うばかりです。


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