難しい題名でスタートする今回のブログ・・・5分間考えて出てきたキーワードです。今日は午前中は5,6年生の試合、午後は4年以下の練習&イベントという一日がかりの活動でした。
午前中は、百合丘ペッカーズさんにお招きいただきベイサイドカップの4戦目でした。ペッカーズさん試合会場の設定、お相手誠にありがとうございました。ベイサイドカップは、ここまで3戦3敗。今日はなんとか一矢報いたいとコーチも子供達も意気込んでの試合となりました。試合前練習や試合に入るテンションのあげ方など少しずつ上手になってきた子供たち、うまくリズムを作って試合開始から幸先よくヒットも出て先制します。迎えた守備でもリズムよく速球を投げ込む投手に乗せられて、強いボールもうまくさばきながら、守備も最少失点で抑えてリードを守ります。同点に追いつかれた後も上位打線で1点もぎ取って相手にリードを許さない締まった展開を前半は繰り広げてくれました。実は、この時期は相手だけでなくもう一つ暑さという敵とも戦う必要があります。ピッチャーのフォアボール、野手のミス、暑さと疲労で徐々に相手チームにつけ込む隙を与えてしまい、大量失点。こうなるとなかなか選手の集中力も上がってきません。最後はズルズルとコールド負けになってしまいました。
私たちコーチの目線で行けば、ここを乗り切れればという部分で相手はしっかり守ったり打ったり、NEXUSの子供たちは逆を行ってしまいます。良く思い返すとやはりその部分は野球や勝負に対する熱意の差があるように思えてなりません・・・個々の実力でも差はあるとは思いますが、それ以上にできないことが当たり前、なんとかしてやろうと思い込んでいる子が多いのではないか・・と思えてしまいます。NEXUSでは、多分周囲の多くの優しさと敷かれたレールの上でプレーし、どんなプレーでも本人が楽しくプレー出来ればどんなことも許容されてきたと思います。でもチームとしてプレーしている以上、勝利を目指して頑張っている以上、いつも同じミスを繰り返している子供たちを見ると果たして子供たちはどんな気持ちで野球をしているのか?という疑問を持ってしまうのです。今の子供たちは現代人でいろいろなことをクールに考えているのかもしれませんが、俗に言う強豪チームにあるガッツだとか負けないだとかそういう競争心が中々養われていないのかもしれません・・・上級生の子供達には最終学年の集大成としてもう少し熱い部分を見せてほしいというのが私の本音ですが、これは少し長くこの世界に関わりすぎて盲目してきているのかもしれません・・・新しいコーチが最後に「みんなよいプレーができているよ!」と温かい言葉をかけているのをみて、そういうおおらかさが自分から少し無くなりつつあることも反省しながら・・・冒頭出てきた言葉が子供たちを「許容」してどんなプレーも温かく見守るべきか、はたまたそれは「過保護」であって突き放して努力を求める部分を作るべきなのか・・・悩みは尽きません。
午後は4年生以下での練習ですが、午後になると午前中以上の猛暑・・・ちょっと歩いただけでもみんな「暑い」「つらい」の連呼・・・1時間ほどみんなでキャッチボールトレーニングをした後は、夏の恒例行事となる水鉄砲遊び!どちらかというと今日はこちらを目的に練習に来ている子も多いような(笑)。それはそれでよいのです。公園で子供たちが遊んでいるように野球をすることが私たちのこのチームを作った一つの理由でもあります。試合後の5,6年生も交じって公園中を駆け回り、アイスをほおばる姿を見ると、厳しい勝負の世界も大事だけど、こうやって無邪気に子供の世界を堪能することも大事なんだよなぁと思ったりもしました・・・
指導者の悩みのようなブログになってしまいましたが、子供にとって短期的にも中長期的にも最適な指導や育成に向けた取り組みはまだまだ道半ばであります。でもこれから旅立つ子供たちの背中をしっかり押せるように育てたい、そしてそれに下の子供立場続くようなチームでありたい、そんな願いをもちつつ、また一歩ずつ子供達との歩みを進めていきたいと思います。
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