7月30日のベイサイドカップ4戦目のあと、しばらくブログの更新が途絶えていたため、本日は番外編として、ここ最近の試合を通して感じた思いを綴ってみたいと思います。
「許容と過保護の狭間で・・・」のブログの通り、ベイサイドカップ4戦目の試合後の振り返りでは、過去と同じような失敗を繰り返し、中々勝利を掴めない子ども達に対して、あるコーチからは少々厳し目の言葉が送られました。
それを聞く子ども達は、今にも泣きそうに目を真っ赤にしている子、怒っている子、割とサバサバしている子と、反応も様々。
その差はそれぞれの子どもたちのキャラクターの違いによるものであったり、野球への情熱や勝利への執着心の差によるものかもしれません。
とはいえ、野球はチームスポーツで「勝利を目指す」という大前提があり、また、子どもたち自身も自分の能力を発揮できて、チームに貢献できたことを実感することで達成感と高い満足感が得られると思っています。そのため、コーチとしては試合中は皆に勝利に必要な集中力であったり、気持ちのこもったプレーを求めたりします。
野球は相手より多くの点を取れば良い、という意味ではシンプルなスポーツです。
攻撃の時は一つでも次の塁に進めばよく、逆に守りの時は相手のランナーを出来るだけ次の塁に進ませないよう、ホームベースから遠ざけるようにすれば良いだけです。
それが理解できたうえで、勝ちたい気持ちがあればそんなプレーにはならないはず。。。というのが最近の試合で散見され、試合後のコーチからの厳しい言葉に繋がっています。
技術的に出来ない事を子どもたちに求めたりはしません。
チーム創設以来の基本方針「週に一回の半日練習」である以上、他チームとの練習量の差は歴然としており、それは試合中も中継プレーや走塁といった場面で如実に表れてきます。
その蓄積の差は最終学年になるほど大きくなり、NEXUSが数回の練習で一足飛びに追いつけるものではありません。
ですので、子どもたちには「ファインプレーは求めてはいない。自分たちが練習でやってきたプレーが出来れば十分。」と伝えています。
それが出来れば、たとえ試合で勝てなかったとしても、暗い振り返り会にはならないんじゃないかな。。。と。
どんなに強いチームでもずっと勝ち続けることはできません。
当たり前ですが、トーナメント大会なら優勝するチーム以外は全て「負け」を経験することになります。
試合では練習してきたプレーを試合で披露できて、失敗を恐れずチャレンジできれば、たとえ試合に負けたとしても「グッドルーザー」と言えるんじゃないでしょうか。
子どもたちにとっては、このチームで仲間たちと一緒にプレーできる時間には限りがあります。ですが、子どもたちにとって、ここでの経験は思い出となり、卒団してもそれぞれの心に残り続けます。
しっかりと気持ちを込めてプレーすることでその記憶は「良い思い出」になると思います。
逆にチャレンジすることを恐れて中途半端なプレーをしてしまうと、それは後悔の記憶にしかならないと思ってます。
指導者としては後悔の記憶ではなく、このチームで一つでも多くの「良い思い出」を作ってもらえたらな、と思います。
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