今日は、宮本慎也杯2回戦。船橋を拠点とする夏見台アタックスさんを地元青葉区にお迎えしての試合となりました。宮本杯は通常は事務局に用意いただいた会場に赴いて試合を行いますが、夏休み時期と重なり双方とも中々日程調整がつかずに、ぎりぎりのタイミングで遠路お越しいただくことになりました。遠い中、横浜まで来ていただいたこと、試合をしていただいたことに感謝申し上げます。実はアタックスさんは2年連続でこの宮本杯3位という強豪中の強豪。子供達には特にそういうことは話をしませんでしたが、最初のシートノックの切れ味と元気の良さに試合を重ねてきた子供たちもすぐに何かを肌で感じたようでした・・・神奈川県の強豪といわれるチームさんとも試合をさせていただくことがありますが、アタックスさんは技術も去ることながら野球を積極的に楽しんでいる姿勢には、私たちには何かを感じさせてくれるものがありました。子供たちの雰囲気に監督から「負けることが嫌と思うのではなく、勝つことを目指して頑張ろう」と前向きなコメント、「コーチからも見ての通り相手は強い、勝敗ではなく自分たちが自分たちのプレーをしてどこまで通用するかやってみればよい」と伏し目がちな子供たちの視線を上に向けるコメントをかけ、試合にのぞみました。
NEXUSの子供達も必死にプレーしましたが、打球の質、守備範囲の広さ、個々の差、チーム力の差が得点差に表れる展開となりました。先発投手も必死に投げましたが、打ち取った打球でも硬さのある守備陣はいつも通りの守備ができず苦しい展開・・・それでも1回の裏にフォアボール、長打、内野ゴロでなんとか1点を取ったり、その後はわずかな失点でなんとか食いつく姿勢をみせますが、迎えた3回に力尽きてしまいました・・・1アウト取るのも苦しい中で何点取られたんだろう(笑)とボードを見ると「26点」・・・ラグビーの試合のような点差で負けてしまいました。でもこれが今の子供たち、NEXUSの立ち位置なのだと思います。強いチームとやっていく中で子供たちは成長させてもらっている部分もあります。試合終了後には少し時間を取って子供たちにもこの点差、この試合内容をどう思うか?個々に聞く時間を取ってみました。子供たちの捉え方は様々ですが、最初の監督のコメントではありませんが、負けたことの理由を求めるのではなく、この負けに自分たちの立ち位置、どこを目指すのか、何をすべきか・・・そういうことを見つめなおしてもらえれば良いのだと思います。特にミスが失点につながってしまった子は反省のコメントが多かったように思えますが、そうではなくて、そのミスの次にはうまく行った部分があること、今までのプレーよりうまくできた部分があったことをしっかり前向きにとらえてほしいのです。私たちは大会に参加して試合に臨む以上、勝つこと、優勝することを理想としていますが、それは結果論。立ち位置としてそこまでのレベルを選手もコーチも望んでいるわけではないですし、それを目指した練習をしているわけではありません、一つ一つの勝利の積み重ねによって、監督、コーチ、選手にそこを目指すようになれれば最高だとは思います。今日はその上位レベルを見せてもらったよい機会だったと思います。次の対戦相手はどんなレベルかわかりませんが、これ以上のレベル当たることはそう多くないわけで、その部分の次回以降前向きにとらえて試合に臨んでほしいと思います。
30分近くの反省会のあと、コーチから「もう少し時間あるけどどうする?」と声をかけると、「練習したい!」と顔を上げた子供たち・・・「それでいいんだよ」とコーチは心の中で思いました。次がある、次に向けて何かをつかむ・・・その繰り返しがきっと子供たちの成長につながるはず。今日の試合と反省会で子供達も何かを感じたのかもしれません、そのあとのシート打撃練習では、守備でハリのある声、楽しそうに守備をする姿を見せてくれました。このチームの仲間でプレーするのもあと半年、どんな時も下を向かず、前を向いて一生懸命楽しくやっていこう。
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