失敗→成長へのプロセス、そして成果。

 今日はあじさいリーグ最終戦。3月から始まって全8チームとの対戦、期限ぎりぎりでなんとか最終戦までこぎつけました。最終戦としてお相手いただいたのは、池谷戸タートルズさん。寺尾小学校にお招きいただき、試合をさせていただきました。池谷戸タートルズさん、試合のお相手だけでなく、審判や会場設定などどうもありがとうございました。


 今日のNEXUSの目標は勝利をつかみ取って決勝トーナメントに進む可能性を高めること。全員が出場できるように得点を積み重ねること。そんな目標を子供たちに与えて試合に臨みました。9月中旬とは思えない猛暑、3連休や体調不良で欠席の子供が多い中いつもとは違うポジションや新しいポジションで試合に臨む子もいて、少しいつも違う雰囲気、環境の中で子供たちがどれだけその場に適応して試合の流れを掴めるかがポイントとなる試合でした。


 試合はここのところ好調な先発ピッチャーが先頭打者に2ストライクからヒットを許し、フォアボールとエラーが絡む厳しい立ち上がり、不慣れなマウンドの足元も影響してリズムにのれず3失点。遠征での試合はそういう未知の状況が発生するのは普通のこと、投手も経験を積んで足元の条件を踏まえて工夫しながら後続を断って反撃につなげます。その後NEXUSもヒットやフォアボールなどでビックイニングで流れを呼び戻し、後続を断ちながら効果的に中押し、ダメ押しと得点を重ね、相手の攻撃も断って見事に勝利をつかみ取ることができました。打者は少しずつストライクボールの見分けや良いボールをしっかりとらえることができてきているのは成長と感じます。波状攻撃で試合を優位に進めて、中々試合に出すことができていない5年生の子供達にも経験を積ませることができました。ここのところコーチが意識しているのは、子供個人個人に明確なテーマを1つ与えて打席や守備に送り出すこと。その目的を達成するためにしっかりプロセスを経られるかは子供次第ですが、成長していく部分としてそのプロセスを自分の中にしっかり取り込み実践できる子が結果として上達し、結果を残していると思います。前回の試合で中々思い通りの結果が出なかった子供にホームランが生まれたことも成長の証と思いますし、それ以外にも様々な場面で結果を残した場面、結果は伴わなくても指示した部分を改善してこの先につながる内容を見せてくれた場面、そうやって成長を求め続けていくことが大事なのだと思います。次回への期待をあえてコメントすれば、5年生、4年生の投手相手に快音が出なかった5年生。折に触れてハッパをかけていますが、6年生の試合が集大成を迎えているということは、5年生が主力となる時が目の前にあるということです。6年生に頼って試合をしてきた5年生に一層の成長を促していくことがこれからのNEXUSのチームとしての課題です。


 リーグ内の他のチームの対戦結果次第ですが、1勝3敗の苦しい星勘定から4連勝で盛り返したNEXUS。決勝トーナメントに進出できる可能性が高くなりました。たくさんの試合を1試合ずつ頑張って結果を残し、先に進むことができる成長体験は子供個人にとってもチームにとってもかけがえのない成長の証と思います。決勝トーナメントではこの地域の強豪チームばかりの組み合わせに入ります、これに満足せず、リーグ戦の延長の流れをそのままに、子供たちの持てる力を出し切って勝負を楽しんでほしいと思います。公式戦も残すところあと少し、子供たちの成長の成果を楽しみに練習にも励んでいきましょう。

0コメント

  • 1000 / 1000