思い出を作ろう!

 今日は「アラボーイカップ」の初戦でした。この大会は卒業生の思い出作りをさせてあげたいという主旨で設立されたもので、最後に子供たちが「アラボーイ」=ナイスプレーをしてこれまで頑張ってきたことを表に出せる場にしましょう!というものです。総当たりリーグ戦+トーナメントを短期間で行うために、限られたチーム数で行われている中、今回NEXUSも加えていただきました。アラボーイカップ主催者、リーグ関係者の皆様、NEXUSにもアラボーイの機会をいただき、誠にありがとうございます。改めて感謝申し上げます。


 今日はスモールベアーズさんにお招きいただき試合をさせていただきました。スモールベアーズさん、試合設定や審判そして試合のお相手どうもありがとうございました。今回NEXUSは、これまでと違うテーマを掲げて試合にのぞんでいます。1つは6年生が今までやりたくてもできなかったこと(やりたかったポジション、プレー、フル出場)をやってもらおう、これまで学んだことを活かして子供達だけでメンバー選定から作戦まで考えて勝利をつかみとってもらおうということです。勝ち負けはそこについてくれば良く、負けるのが嫌であればどうすれば勝てるのかを子供たち自身に考えてもらう場にしてもらいたい、子供たちがこれまで学んだこと、コーチに支えてもらっていたこと、そういうことを子供達が振り返りながら、これまでの集大成としてこの先に進んでいくためにも全てを出し切ってもらいたい、そんな思いです。


 そんな主旨を告げられて始まった初戦ですが、やはり勝手が違うのか、試合当初から皆が浮足立ったスタート。声を出したら?という監督コーチの問いにも無言を貫く子供たち・・・(笑)。幸先よく1点を先取するも、あっという間にズルズルと5失点という重いハンデを背負ってしまいます。その後は相変わらず声は出ないものの持ち直した子供たち、長く練習してきた守備でやっと結果が出たり、ヒットが打てたり、ピッチャーでしっかりバッターを打ち取ったり、良い面もたくさんありましたが、スモールベアーズさんの粘り強い打撃と基本に忠実な守備もあり、最後まで最初に背負った失点を取り返すまではいきませんでした。6年生の集大成といいつつ、実はNEXUSを結成して実効的には初めて卒業生となる子供たちは私たちコーチにとっても1つの集大成であります。熱心に教えてきたことをプレーとして表現できていることを喜びつつも、この年代の子供たちに最も大事と思える、元気と声出しについてはなかなか難しかったようです。思えば、コーチが応援できればと思って声が枯れるほど盛り上げて試合するのが子供達にとって当たり前だったのかもしれません。子供たちのためと思ってきたことですが、果たしてそうだったのか???こういう経験をもっと早くさせて自覚を促すべきだったのかやはり学童野球の指導は簡単なものではないのかな?と改めて思わせる瞬間でもありました。


 アラボーイカップはあと3戦あります。この3戦で今日の初回の反省を子供たちがどう取り返せるか?コーチのチームのために貢献するには君たちは何をすべきなのかを考えてほしいという意味がどれだけわかったか・・・NEXUSの子供たちはこの1年で短期間に成長をみせてくれましたので、最後まで成長を見届けて子供達ともに私たちも子供たちとの楽しい思い出を作れれば良いですね。最後まで頑張れ!子供たち!

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