終わってから悔いることのない練習をしたい

 今日は、本来午前中は5,6年生の試合、午後は4年生以下の練習予定でしたが、午前中の試合が中止となり、午後の練習予定を急遽変更して4年生以下、5,6年生に時間帯を分けた練習となりました。突然の予定変更で戸惑った親御さんたちも多いかもしれせん。今のNEXUSは指導陣が5,6年生の親ということもあり、中々分散して並行活動できないことが課題になっています。たくさん指導できる人材を確保できれば良いのですが、このあたりが中々当番や強制力のない体制の難しさではあります。とはいえ、6年生が卒業した来年以降はもう少し組織構成を工夫するつもりではあります。人数も40人を超えて、半日の中でどれだけ効率的に技術を上げながら楽しく野球をしてもらう環境づくりは次の段階に入りつつあります。育成する側もいろいろな経験を踏まえながら、一層チーム力を向上できるように努力し続けなければなりません。かくいう筆者も試合のために早起きして準備していたところを、想定外に中止となってしまったことから、午後までの時間を使ってちょっと家庭内の所用を済ませようとした際の練習連絡となってしまったので、残念ながら4年生以下の練習には参加できませんでした。(ですので、ブログも特にかけずごめんなさい)


 今日は試合が中止となってしまった5,6年生ですが、最近試合が立て込んで中々練習時間が取れないこともあり、ここ最近の試合の反省点から復習しました。アップを兼ねて、1塁の駆け抜けや回り込みなどコーチャーのジェスチャーと声で進塁を判断する練習、走りながらのキャッチボールや速い球でのボール回しなど・・・気づくと以前の基礎的な内容から随分と応用が利くような練習になったような気もします。私たちから見ればそんな上達度は感じないわけですが、結果から見れば皆やはり練習した分だけ上達しているのかもしれませんね。そのあとの打撃練習でも、これまでは打った打たないで誉めたり指導したりしてきましたが、最近ではスイングの軌道やタイミングの取り方、力のかけ方など、今まで以上に細部にこだわった指導ができ、それを子供が理解して実践しているところも随分と成長を感じさせます。もうすぐ卒業ですが、最後まで成長し続けている姿を見ると、私たちの子供たちに期待した成長曲線を確実に上回る成果があるのかもしれないと自画自賛したくなる気持ちになりました。


 練習の後半は、今後あるかもしれないタイブレークの練習に時間を割きました。これは、やはり万が一同点でタイブレークになった際に、この練習を積んでいなかったことで敗戦するということになれば私たち指導者も悔いが残るような気がしているからです。タイブレークのフォーメーションでの攻撃や守備での動きを繰り返し練習しました。ノーアウト満塁のシチュエーションではいろいろなプレーが守備でも攻撃でも必要です。当然複雑なプレーが求められるわけで、失敗もたくさんしてしまうのも必然、だからこそ、その練習をしているわけなのですが、のんびりした性格のNEXUSの子供たちは、その重みが試合と練習で全然違うところが課題です。ボールを落としても、「あっ、落としちゃった」「失敗しちゃった」とその場で動きが止まります。挙句の果てに投げなくても良いところに暴投、、、その間に1点、2点と要らぬ点をやることもしばしば・・さすがにコーチから珍しい「檄」が飛びます。このシチュエーションでプレッシャーや失敗の反省、悔しさをもってプレーできなければ、より重圧のかかる試合ではゲームを左右しかねない重大なミスをおかすことになってしまうからです。当然試合でもミスは起きるとは思いますが、あの時もっとやっておけば・・・という気持ちにだけはなってもらいたくないという親心で少し(結構)強い口調になってしまいました。6年生のこの時期になると勝つために攻撃でも守備でも秘策も少し子供たちに伝授しながら、同点でこの状況になったらこの練習をやっていたことで「勝ち」につなげてあげたい、そんな気持ちをこめた練習でした。最後には状況に合わせていろいろな動きができてきた子供たち、実際こういうことになるのかどうか・・・それはこれからのお楽しみです。


 気づけば日も暗く、ボールも見えなくなるまで練習し続けた子供たち。11月が最後のピークなのかもしれませんが、ここにきて自然体で試合にのぞみ、自然な形で勝つことができるようになっているわけで、こういった作戦面でのエッセンスを加えてもう少し勝利を積み重ねられると良いですね。

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