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 今日は久しぶりに全学年揃った練習となりました。6年生も主な試合が終わり、コーチの目線も少し下の学年に目を向け始めつつあります。NEXUSも5年目に入り、少し学年ごと指導の色は定まりつつあります。1,2年生は野球を遊びや運動として捉え、基礎体力を養いつつ野球の動作も遊び感覚で身に着けるという時期、3年生からは逆に遊びの要素を減らし野球としての技術を向上させていていく時期、最終的に5年、6年となる時期にはしっかり試合を成立させることができるところまでもっていく、そんな6年間の流れができつつあります。練習は主に2年生以下と3年生以上で分かれた練習になります。


 まずは、1,2年生。気温も下がってきた中で練習時間の半分程度は野球と関係あるのかないのかわからないような走り回ったり、頭と体を使った運動だったり、それこそ公園で遊んでいるかのような基礎運動メニューを行いつつ、徐々にボールを使った練習、そして打撃とそんな感じでメニューは進んでいきます。早い時期から野球を高いレベルでやるという話も耳にする中で、せっかくこの時期に野球をさせたのに、こんな感じで良いのか?と思う人もいるかもしれません、でも私たちは、むしろこの方が良いと思っています。なぜなら6年間の野球生活では、やはり後半になればなるほど野球らしいというか、相手もある中で勝負という厳しい結果も伴うものになります。その時に野球に夢中になれるかどうかは、1,2年生の時期に野球をやることが普通に楽しいと思えるかどうかにかかっているわけです。自然と野球をすることが楽しいと思えること、それがこの時期にはとても大事なことなのです。それでも監督やコーチはこの学年の子供たちに投げる打つために必要な技術はしっかり植え込んでいます。この年次の子供たちに教えることはたくさんである必要はありません。1つか2つポイントしみこませることだけで子供たちは大きく成長します。現実に最後の全員でのホームラン競争では、しっかりボールを高く遠くに運ぶことができていました。とにかく1,2年生はスロースタートで楽しくしっかり野球の基礎を身に着ける、そんなことが大事なんだと思います。


 一方の3年生以上。最初にも書きましたが、そろそろ6年生もから5年生以下にチームの世代が変わる時期です。6年生に比べてやはり少し見劣りする5年生以下の子供たち。試合を意識したプレーをさせる前に、ボールをしっかり投げる、ゴロをしっかり捕る。その野球の重要な要素が足りないのが現実です。そこで、この11月12月の時期は徹底的にゴロを捕ることとピッチングも含めて強いボールをしっかり投げることをテーマにすることにしました。私たちからするとNEXUSにある楽しい野球から少しかけ離れる部分はありますが、楽しい雰囲気の中で繰り返し練習を重ね、そして良いプレーができる礎ができれば子供たちは春からもっと野球を楽しむことができるようになれるはず、、そんな想いで少し基本的なことをしっかり叩き込む、そんな練習内容を積み重ねてもらいました。体ができてきた子供は徐々に力強いボールも出てきています。この中からピッチャーとしても頭角を現してくれると良いのですが・・・


 最後は11月のTボール大会に出れなかったこともあり、全員や大人を交えてTボールゲームやホームラン競争をして終了。NEXUSらしくワイワイガヤガヤと楽しく練習を終えました。今週は今日の祝日に加えて日曜日も練習があります。少し継続して基本的な練習をつみかさねていきたいと思います。楽しさももちろん失わせず、チームとして新しい課題に取り組み、新しい世代にもしっかりと成長してもらいたいと思います。

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