11日は國學院大學硬式野球部さん主催の野球フェスタにお招きいただきました。NEXUSと國學院大学野球部の皆さんとは、同じ横浜市青葉区を拠点にすることもあり、鳥山監督をはじめ関係者の方々と結成当初から交流を持たせていただいておりました。近年はコロナウイルスの感染拡大などの影響もあって、中々交流を図ることができませんでしたが、今回交流を復活させるべくNEXUSにお声がけいただき、イベントを開催していただきました。
今回のイベントは、國學院大學野球部の学生さんたちが、地域の子供たちに野球や学生との交流を楽しめる場としてのイベントをみんなで相談し、計画立案、現場のアテンドなど全てをアレンジしていただきました。言わずと知れた東都大学野球の名門國學院大學の野球部のみなさん、甲子園経験者、プロ野球選手の卵と野球を知っている人間からすると言い方は悪いですが、化け物ばかりのお兄さんが子供たちにどんな夢を与えてくれるのか、私たち(大人)もとても楽しみに参加させていただきました。
まずは受付を済ませ、人工芝の素晴らしい球場を見渡す子供たち・・・何もかもが子供達にとって野球環境として新鮮です。球場内を歩き、室内練習場に学生さんが子供達をアテンドしてくれたあと準備をして開会式へ。子供に不慣れな学生さん、あまり見たことのないしっかりした体格のお兄さんに困惑気味の子供たち。そうなんです、大学生と小学生と交流が無くってどうやって接していいのかがお互いにわからないんですよね。そんな少し硬い雰囲気ではじまったイベントの雰囲気をグッと変えていただいたのは、4児の父でもある鳥山監督。準備体操として鬼ごっこを始めた鬼役のお兄さんたちに交じって、大きな声で鬼を演じて子供達も学生達も盛り上げていただきました。おそらく普段、厳しい世界で切磋琢磨する野球部にあって厳しい顔をされているのかもしれません(笑)が、監督自身が監督の顔というよりはお父さんの顔をして、誰よりも大きい声で場を盛り上げていただく姿に学生さんたちも何かを感じ、触発された様子。ここから学生も子供達も表情が一気に和らぎ子供達も一緒に盛り上がる雰囲気がいろいろなところから見られました。
あっという間の3時間の交流イベントの最後は、学生たちによるデモンストレーション。プロも注目しているという選手たちがこの寒い時期にも関わらず150kmにも達しようかと思える剛速球や切れ味鋭い変化球を子供たちの前で披露したり、Tバッティングでスタンドインする大きな放物線を描いた打球を披露してくれたり・・・そんなすごいプレーを数mという至近距離で披露してくれました。おそらく子供たちはすごい!という感想を持ったと思いますが、親からすればただのスゴイではなく、めったに見れないものをみせてもらっているわけで、子供以上に親御さんたちの目が点になっているのも面白い光景でした。子供達もあとできっとわかると思います。あの時あそこで投げていた学生は、そのうちプロ野球の〇〇選手となるわけで・・・以前のイベントで一緒に撮ってもらった写真の選手はのちのプロ野球選手だったということも・・子供たちの前でも手抜きをせずに一級の素晴らしいプレーを見せてくれる選手の皆さんに私たちも感動させていただきました。
このイベントの目的の一つは出会いと地域交流。これから社会に出る学生さんたちにとって、地域の人たちの交流を通じて様々な世代や境遇の人との接していくことで人との出会いの素晴らしさや自分の存在価値を感じてもらえると思いますし、逆に地域の親子にとっては、地元に一生懸命野球を頑張っている学生たちの活動への理解、地元チームを応援しようとする気持ちが生まれること。その双方の相互理解こそそれぞれがお互いを尊敬し、そしてそれぞれが共に前に向かって歩む原動力となること。筆者も以前から國學院大學さんとの交流に関わっていますが、今では一ファンとして野球部はもちろんのこと駅伝部など目にする大学の活動を応援させていただいています。
最後に今回のイベントを企画し子供たちにたくさんの笑顔を与えてくれた國學院大學野球部の皆様、素敵な時間を作っていただき本当にありがとうございました。子供達も口々に楽しかった、またやってほしい!と声をかけてくれていました。何より帰り際のニコニコな顔が楽しかった一日を物語っていました。私たちも子供達とともに皆さんに勇気とパワーを与えてあげることができるように応援していきたいと思います。お互い夢と希望を持って頑張りましょう。最後に学生さんたちが子供たちに声をかけてくれた言葉を、私たちも学生さんたちに送り返したいと思います。「どんなフィールドでも楽しく野球をやった方が充実した野球生活が送れるはずです!楽しんで頑張って、勝利をつかみとってください。皆さんの楽しんで野球する姿を精一杯応援しています!」
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