昨日は午前中は4,5年生新チーム初試合、午後は3年生以下の練習でした。NEXUSは人数も増えて、短時間で、より指導や対応を濃密にできるように分けた活動も増えつつあります。また、多くのお父さんお母さんの協力もいただけることが、指導陣の負荷分散となり誰かに多くの負担がかかりすぎない活動が少しずつできかかっているところです。
そんな中の午前中の活動は新チーム初の対外試合です。久しぶりの試合ということで、対戦相手をしていただいた、宮前パワーズさんには、こちらの要望を受け入れてもらって試合をしただきました。宮前パワーズさん、試合のお相手どうもありがとうございました。要望といいますと、できれば「選手全員を出したい」ことからリエントリーあり、全員攻撃。また投手には自信をつけてほしいことから「ワンストライクルール」。こういったルールは中学年では積極的に取り入れていますが、まだ熟しているとは言えないNEXUSの上級生には、まず試合勘を持ってもらえるように数多くの選手に前向きにとらえてもらえる試合設定を取り入れさせていただきました。
試合前、コーチは、この試合の目的と目標を明確に子供たちに伝えました。①冬にやってきた守備練習の成果を試合で出すこと(ゴロやフライを捕って、確実に投げる)②冬にバットを振ってきた成果として、ボールにしっかりコンタクトすること③フォーメーションはまだまだ始めたばかりうまく行かないことはあるはずだが、声を出し、覚えたことはやってみよう④勝ち負けは気にしない。これまでやってきたことができたかできないかを意識しよう
そんなテーマで試合に臨みます。立ち上がりは緊張していないと強気に言い張る先発投手がガチガチでストライクが入らず、ミスも重なって序盤で3失点。それでも打たせたゴロを内野手がホームで刺したり、内野安打かと思われる打球をアウトにしたりと、もっと点を取られてもおかしくない状況でした。裏の攻撃では、3番まで連打でノーアウト満塁の大チャンス、とはいえ、後続が続かず得点ゼロ。このままワンサイドゲームになるかと思いきや、立ち直ったピッチャーが打たせ、守備もしっかり守って相手をゼロに抑えます。攻撃の方は予想外にヒットがポンポンと出るものの走塁の積極性を欠いたり、ミスも出たりで得点が入らず一進一退の攻防が続きます。先発投手が3回も投げ切ると裏の攻撃でついに打線がつながり2点を返します。2番手投手も立ち上がりはいまいちだったものの、立ち直ってゼロに抑えるという・・・指導者が想像もしなかった接戦に持ち込みます。迎えた4回裏の攻撃。欲が生まれたコーチが選手を集めて言います「今日の試合は、いい試合だよな・・・」「選手たちが、「うん、いい試合をしてるよ!」と答えます。そこで「これだけいい試合をしていたら、なんだか勝ちたいよね」選手「うん!」ということで、ちょっと秘策を授けます。まぁ隠すことでもないので公開しますと「アウトになってもいいから次の塁を積極的に狙って、1点をもぎ取ろう!」。これを聞いた子供たち、少し積極的に盗塁をしかけたり次の塁を狙い始めたり、、、そもそもこの試合はノーサイン。動きはすべて子供に任せていますが、塁上での動きが良くなりました。迎えた5回裏の攻撃、先頭打者が2塁を陥れ、次の打者がセンターへの飛球。コーチの声も相まってホームを狙って飛び出した2塁ランナーですが、相手の好捕にあってなんとゲッツー。流れもここまでか・・・と思いましたが、ここで4年生がヒットとフォアボールでまだまだゲームをあきらめません。盗塁も絡めたところで、この日はあまり調子のよくない次打者、敢え無く三振かと思ったところなんと捕手がボールをそらして振り逃げ・・送球ミスもあり2点を追加して逆転。6回の表を急造サイドスローの3番手投手がきっちり抑えて、なんと初戦でうれしい初勝利。子供達からもうれしそうな笑顔と勝利の充実感が漂っていました。試合経過をツラツラと書きましたが、なんといっても目標だった部分をしっかりやり続けることができたことが勝利の要因。とはいえ、ルール設定がこちらの都合の良いように設定されている部分もあり、また最後は相手チームのミスもあってたまたま勝てたにすぎない部分もあります。最初のコーチの言葉にもあるように、勝ち負けではなく、練習してきたことができたかどうか?そして次の課題は何なのか?そういう部分を個々がはっきり認識してもらえることの方が本来は重要です。冬にコーチも子供達も一生けん取り組んできたことはしっかり試合でやることができました。逆に今取り組んでいることにも、一生懸命やっていればきっとうまくできるはず。次のステップにしっかり進んでほしいです。
もう一つ。NEXUSには、上級生になると受験勉強のために中々活動に参加できない子供がいます。それでも時々勉強の合間を縫って試合や練習に参加してくれます。今日も1人そうやって試合に参加してくれました。本来とても上手な子供ですが、やはり練習をしていないことから、試合で実力を発揮するのは難しい面もあると思い、控えめなポジションと打順で試合に出てもらいましたが、守備でも打撃でもしっかりとしたプレーをしてくれました。聞けば、NEXUSには行けなくとも合間にお父さんと少しずつ練習を重ねているとのこと。よくチーム練習に参加しない子は試合に出さないという声も聴きますが、NEXUSは全員参加が基本。でもチームにとって(練習に来ている子から見て)それが良いことなのかはとても難しい問題をはらんでいます。でも勉強で練習には出れなくても、試合に出るために自分でできる準備をしてくれてきてくれているということが大変嬉しく感じました。「試合はストレス解消!楽しかった!」と声をあげてくれたこと、このチームをこういう形で続けている私たちにとってはとても嬉しい言葉でした。いろいろな都合のある子にも野球ができる場を、、、そしてその子がこの先野球を続けていく礎を作ること、私たちがこのチームをやっている一つの理由でもあります。これからも両方頑張ってほしいです。
書く余力がなくなってきたので、今回は4,5年生中心のブログにさせてください。午後は3年生以下。3年生と2年生は最近あまりできていなかったバッティングをみっちり。こちらも数をこなすということをテーマに基礎技術をしっかり学んでもらっています。1年生の方は、全員が親子とも参加していたので、親子で投球の基礎練習、そしてバッティング、さらには親子で試合と親子の時間をしっかり堪能できる練習をしました。
試合で結果が出れば、指導や練習にも自信が持てます。同じかそれ以上に課題も多いとは思いますが、少しずつクリアして成長していきたいですね。次週は6年生卒業イベント、5年生以下の親子イベントと少し息抜きのNEXUSの活動ですが4月から試合も本格化していきます。一緒に楽しく頑張っていきましょう。
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