実戦意識を浸透させたい!

26日は全員揃っての練習となりました。


 始めに監督から全員に一言。「NEXUSでは、みんなが楽しく野球に取り組めるように監督コーチも工夫して練習や試合をしている。またそういう中でみんなの自由な発言や行動も相手を尊重するという意図で認め合っている。ただ野球をするということにおいて、練習や試合をする中では当然うまく行かないこともあるが、それに悪口を言うことは自由でも尊重でもない。人は必ず失敗をするもの、上手くいかないことに腹を立てるのではなく、自分も同じ境遇になりうることを想像しながら、むしろ励ますことが大事」


 これは、実はNEXUSを始めた当初は毎回のように口酸っぱく言ってきたものです。上級生はこれが浸透していますが、私たちも慣れてきてしまったのか、最近あまり言わないこともあり、試合中に相手を傷つけるような言葉も聞こえることがあります。これから外に出ていったときには、いろいろな人がいて、当然失敗も成功もあります。その中で自分がどうふるまえるか?自分自身の価値を上げることも下げることにもなるということを今のうちから自然に覚えてほしい、そんな気持ちです。子供たちはどんどん代替わりしていく中で私たちも繰り返し伝えながらNEXUSの良いチームカラーができると良いなぁと思っています。


 練習の方ですが、今回は3グループに分かれて練習をしました。低学年生は、ボールに触れながら捕る投げる打つの基本を身に着け、野球というゲームを楽しむ遡上を、中学年は野球という競技性を理解しながらルールに沿い、また勝つ(得点を取る、得点を取られない)ために必要な様々な技術の習熟を、高学年は試合を意識し、基本的なプレーだけでなく実際に起こりうるプレーを想像した練習を・・・というように少しテーマをはっきりさせて練習に取り組みました。


 小学生という時期は、子供たちの野球への興味の度合いがそのまま成長に表れます。私たち指導陣は、子供が前のめりになって聞く姿勢を持っている時こそ教え時!と思っています。逆に集中力の低い時は、技術云々ではなく楽しくなれる結果を出させることが大事だったりもします。1つ教えたことができたら次の技術に挑戦させながらその子達なりに成長することを期待しています。


 また少ない練習時間において、効率性を上げるためには1回のプレーで様々なことを学ばせるということも大切だと考えています。今日の練習で印象的なシーンを1例としてあげます。ランナー1塁でダブルプレーを想定したノックをしている際、ノッカーの打った打球をファンブルしてしまいました。当然実際2塁はアウトにはできないタイミング。それでも子供は練習なので2塁に投げます。コーチから「それでアウトになると思う?」の声に唖然とする子供。練習の際に特に今の子供は言われたことを言われた通りにやろうとする機械人間になってしまうことが往々にしてあります。実戦を意識できるならば、即座にボールを拾って1塁に投げることができるはず。はたまた緩いボールをジーっと待ってそれから2塁に投げる子も・・(笑)。同じ事です。。。試合になってランナー1塁のシーンで慌てる子がたくさんいるのはそういうことを意識して練習ができないからなんだと思います。難しいことです・・・でも練習量を少なくなく得るものを多くということを目指すには子供が自然とそういう発想を持ってもらうように仕向けなければならないはず・・・私たちの子供達への意識改革はまだまだ道半ばです・・・

0コメント

  • 1000 / 1000