大きな花が咲きますように!

表題を見て、何のことやら?と思う人は多いはず。今日の練習を振り返った私の感想は、NEXUSの子供達を育てることは、花を育てることと同じだなぁと思ったということです。

NEXUSにはまだ1年生は加入していませんが2年生から6年生まで各学年定員の7名の子供が所属しています。私たちはそれぞれの学年ごとにある程度育てるうえでのテーマを設定しています。楽しく頭や体を動かしながら野球の楽しさを覚え、野球の基礎技術を学びながら試合で勝つ喜びを知り、試合を重ねながら野球の難しさと努力により勝利をつかむことの達成感を感じる。そんな、将来に向けて小学生の間に種から芽を出させるところまでの過程をしっかり踏ませたいと思っています。


 今日は、昨日試合だった3,4年生はお休み、2年生、5,6年生を対象とした練習でした。2年生の練習は、5m四方のダイヤモンドの中で子供たちが頭をひねりながらまるでう野球ゲームをシミュレーションし、そのあと親子試合ではその動きを想像しながら試合を楽しんでいました。これはまさに野球の楽しさを覚える種まきです。とにかくこの先野球を続けていく上で根底にあるべき「楽しさ」を感じてもらうこと。「楽しい」からこそ、苦労して努力できるわけです。楽しくないことは「やりたくない」につながってしまうわけで、この先の野球人生が暗いものでしかなくなってしまいます。はじめは幼稚園児の延長のようだった子供達ですが、7人ともキラキラした目で一生懸命野球を楽しんでいます。まだまだ土から緑色の芽を出した程度ですが、、この子たちが大きな花を咲かせてもらえるように大事に育てていきたいと思います。


 一方の5,6年生。こちらは受験する子なども多く、人数が揃わないことからなかなか試合をしたり、試合で勝つための練習が難しい状況にあります。ただ、どの子も中学でも野球を続ける意思は持っている子たちばかり。私たちが考えることは、小さいころから培った野球を楽しむ気持ちを継続させて、中学に入った際に小学校で学んでおくべき基本的技術や野球脳を培っておくこと。なかなかチームとしての達成感を得てもらう環境にない中でも、まるで公園で遊ぶように週1回グランドに集まった子供達で野球技術を高めそして一緒にプレーする楽しさを学んでもらえる環境をしっかり準備したいと思っています。今日は前半はみんなで内野ノック。テーマを与えながら「かっこよく」アウトを取る技術を親子一緒に学びました。私たち指導者も一緒にノックを受けながら、昔はこうだったけど、今はこうやって捕球すべきなど・・・子供達と一緒に私たちの頭をブラッシュアップ。。でもやっぱり高校時代に刷り込まれた技術って捨てられないんです(笑)。子供に負けないように練習しないと・・・子供達も月に1,2回しか練習できない子もいる中で着実に成長を重ねています。


 その後はシート形式。こちらコーチから子供達個々に課題をしっかり伝えるようにしています。中学生以降になると自由気ままにプレーするだけでは中々競争に勝ち抜いて試合で活躍するまで至りません。打撃、守備、走塁と個々に穴となりうる部分をしっかり埋め合わせしてあげることが大事です。そういう意味でも以前よりも子供達に対して、子供たちの欠点と思える部分を具体的かつ少し刺激的に直接伝えることを意識しています。そうやって欠点を克服した子には最大限の誉めた称えて個々の達成感を感じてもらえることで、努力するということの意味を分かってもらえれば最高ですね。


 今は高校野球地方大会真っ盛り。様々な苦労や努力を重ねた高校球児が最高の舞台で一生懸命プレーする姿に心を打たれます。NEXUSの子もいつかそういう舞台ではつらつとしたプレーを見せてくれると嬉しいなぁと思います。まずは、それぞれの子が、それぞれの流れの中で、野球の大輪を咲かす準備ができるように、、、一緒に楽しくやっていきましょう!

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